
カンタン手足マッサージで血行アップ
寒い季節の冷え性対策
「冷え性」とは、運動不足や自律神経・女性ホルモンの乱れなどで血行が悪くなり、体温調節がうまく機能しない状態をさします。寒さが厳しい今の時季は、特に手足の冷えに悩む方も多いのではないでしょうか。私たちの身体は、重要な臓器がある中心部を常に一定の温度に保とうとしています。
結果、寒くなると中心部に血液を集めて温めようとするため、末端の手足に血液が行き渡らず、より冷えてしまうのです。
そのため冷え性の改善には、血行アップが欠かせません。特に手や足など身体の末端をマッサージすることにより、全身の血行もアップします。そこで今回は、ご自宅でできるカンタンな手足のマッサージをご紹介します。
また、冷えを感じていなくても、隠れ冷え性になっているケースもあります。冷え性を放置すると、風邪をひきやすくなるなどさまざまな不調につながるため、マッサージで冷え性対策を行い、温かく健やかにお過ごしください。
01.あなたの「隠れ冷え性」チェックリスト
普段の生活習慣や身体の症状などから
セルフチェックしてみましょう。

02.4ステップでカンタン♪
冷え性対策に手足マッサージ
冷えて眠れないなど、冷えが気になるときにぜひお試しください。
※マッサージの力が強すぎると、その部位に負担をかけてしまうのでご注意ください。また、傷や腫れ、強い痛みがある場合は、お控えください。
手先の冷えに
〈ワンポイントアドバイス〉
手のツボに心地良い刺激を与えましょう。リラックス効果で全身の血行もアップします。

中指をもう片方の手でつかみ、外側へ反らせます。中指にあるツボは心臓に関わるため、この刺激により血流がアップします。


爪の生え際の両端にあるツボを押します。全ての指で行うと身体全体が温まります。


両手を組み、グッと握って指と指の間のツボを10秒ほど押します。指先への血行が促されます。


手のひらの中心のくぼんだところにあるツボを押します。ストレスを和らげて、手全体の血行をアップ。
脚の冷えに(ふくらはぎ編)
〈ワンポイントアドバイス〉
第2の心臓と呼ばれるふくらはぎ。痛気持ち良いくらいの力で、下から上に向かって行います。

ふくらはぎの下側(ヒラメ筋)に親指を、その他の指を上に添えます。足首からひざへ、親指でヒラメ筋を押し上げます。(両脚各3回)


脚の内側の骨とふくらはぎの境目に、両手の親指を当てます。くるぶしからひざに向かって、ふくらはぎをグッグッと押し上げます。(両脚各3回)


脚の外側の骨とふくらはぎの境目に、両手の親指を当てます。ひざに向かってグッグッと押し上げます。(両脚各3回)


ふくらはぎの内と外に手のひらを当て、足首からひざに向かって優しくさすって流します。(両脚各3回)
足先の冷えに(足指・足裏編)
〈ワンポイントアドバイス〉
特に冷えが気になる場合は、時間も回数も多めに行いましょう。

足の裏側から、足指の間に手指をさし込みます。そのまま円を描くように足首を回します。(両足各10秒目安)


足の裏側から、足指の間に手指をさし込みます。足指と手指でそれぞれ握りあうように、ギュッと力を込めます。
(両足各10回)


全ての足の指の爪の先から根元に向かって、1本ずつ痛気持ち良いと感じるくらいの力でもみほぐします。
(両足各5分目安)


足の裏に両手の親指の腹を重ねます。足裏全体をまんべんなく、痛気持ち良いくらいの力でグッと押します。
(両足各5分目安)