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スポイトでナイアシンアミドをすくう
2025.02.21

ナイアシンアミドとは?肌への効果や使用する際のポイントを紹介

「年齢とともにシワが目立ってきた」「肌のくすみや増えるシミが気になる」このような悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。肌の年齢サインやゆらぎに悩む方に注目していただきたい成分が、「ナイアシンアミド」です。

本記事では、ナイアシンアミドが肌へもたらす効果や取り入れ方や、効果的に取り入れるためのポイントについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

01.ナイアシンアミドとは

ナイアシンアミドとは、ビタミンB3と呼ばれるビタミンB群に属する水溶性ビタミンの一種です。ナイアシンアミドとニコチン酸の総称でもあり、別名「ニコチン酸アミド」と呼ばれることもあります。

ナイアシンアミドは魚や肉、きのこ類などの食べ物に含まれるほか、美容成分として化粧品にも配合されており、肌から直接吸収することでさまざまな肌悩みに効果を発揮すると言われています。

例えば、ナイアシンアミド配合の化粧品には以下のようなアイテムがあります。気になる方はぜひ参考にしてください。

02.有効成分ナイアシンアミドは肌にとってどんな効果があるの?

ナイアシンアミドは、スキンケア効果が期待できる成分として注目を集めています。ここでは、ナイアシンアミドには具体的にどのような効果が期待できるのか、詳しく解説します。

2.1.シワを改善してくれる

ナイアシンアミドは、肌のコラーゲン生成を促進することで、シワを改善する効果が期待できる成分です。2017年にはシワの改善効果がある有効成分として、リストに登録されています。

シワが発生する大きな要因の一つに、加齢や紫外線によるコラーゲンやエラスチンの減少が挙げられます。

ナイアシンアミドには、これらの失われたコラーゲンやエラスチンの生成を促進する働きがあるため、積極的に取り入れることで、シワの目立たない肌をめざすことができるのです。

2.2.シミやソバカスの予防をしてくれる

ナイアシンアミドは、シミやソバカスの予防効果も期待できます。

シミやソバカスができる原因の多くは、肌に蓄積されたメラニンによるものです。肌は紫外線や摩擦などの刺激を受けることで、色素をつくる細胞であるメラノサイトが活性化し、メラニンを生成します。

このメラニンを放置すると、肌に色素沈着が起こり、時間の経過とともにシミやソバカスが目立つようになってしまいます。

しかし、ナイアシンアミドはメラニンの生成を抑制する働きを持つため、日々のケアに取り入れることで肌への色素沈着を抑制し、シミやソバカスを予防する効果が期待できるのです。

(※) メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ

日差しの中で微笑む女性

2.3.ニキビや肌荒れの予防にも

ナイアシンアミドは、ニキビなどの肌トラブルの予防にも役立ちます。肌はターンオーバーが乱れると、皮脂の過剰分泌や毛穴詰まりを起こし、さまざまな肌トラブルが発生しやすくなります。

ナイアシンアミドは肌の水分と油分のバランスを適切に保ち、肌のターンオーバーを整える効果が期待できるため、肌トラブルが気になる前に取り入れることで、現状の肌悩みの改善が期待できます。

また、肌トラブルが起きたタイミングでなく、ナイアシンアミドで常習的に日々のケアをすることで、健やかな肌に近づくでしょう。

2.4.肌のバリア機能のサポートや保湿効果に優れている

ナイアシンアミドは医薬部外品ではない通常化粧品の保湿成分としても配合されます。肌のバリア機能をサポートするだけでなく、保湿効果にも優れた成分です。バリア機能は、乾燥や摩擦、紫外線や細菌の繁殖など、あらゆる外部刺激から肌を守るために備わっている皮膚の働きです。

肌のバリア機能と水分量を適切に保つには、肌細胞に含まれるセラミドが重要な役割を担っています。セラミドが不足した肌は徐々にバリア機能とうるおいが低下します。

ナイアシンアミドにはこのセラミドの合成を促進する働きがあるため、肌に行き渡らせることで、うるおいに満ちたみずみずしい肌をめざすことができるのです。

保湿成分のイメージ

03.ナイアシンアミドの取り入れ方

ここでは、ナイアシンアミドの具体的な取り入れ方について解説します。

3.1.ナイアシンアミドが配合された化粧品を使用する

ナイアシンアミドは、肌質を問わず使いやすい特徴を持つ成分のため、乾燥が気になる肌だけでなく、混合肌や脂性肌など、さまざまな肌質の方におすすめです。

具体的にどのようなものがあるのか、ここからはナイアシンアミドが配合されたおすすめの化粧品を4つ紹介します。

3.1.1.リフティングジェル

パーフェクトワンの「リフティングジェル」は、皮膚のゆるみ(※1)など、肌の年齢サインが気になり始めた方におすすめのオールインワンジェルです。保湿効果のあるナイアシンアミド(※2)をはじめ、多様な肌悩みをサポートする成分が配合されています。

  • 浸透VCコラーゲン(※3)
  • レチノール(※2)
  • セラミド(※2)

テクスチャーは伸びの良い濃厚なクリーム状で、肌への摩擦を最小限に抑えながら、しっかりとケアができるのもポイントの一つです。

整肌効果が期待できる各種成分をこれ1つで取り入れられるので、ぜひ日々のお手入れに取り入れてみましょう。

  • (※1)ハリのない状態のこと
  • (※2)保湿成分
  • (※3)浸透は角質層まで。サクシノイル加水分解コラーゲンアスコルビルリン酸Na(保湿成分)
リフティングジェル

リフティングジェル

内容量 50g (専用スパチュラ付)
通常購入 6,600円(税込)

3.1.2.薬用SPリンクルチューンクリーム[医薬部外品]

薬用SPリンクルチューンクリームは、目元、口元に使用する医薬部外品の美容液クリームです。以下の有効成分をW配合し、目元やほうれい線周りのシワの悩みにアプローチします。

  • ナイアシンアミド:シワの改善効果が期待できる
  • グリチルリチン酸ジカリウム:肌あれを予防する

そのほか、「ボトキシングアミノ(※1)」や「アミノブレンド15(※2)」など複数のアミノ酸も配合されており、肌のゆるみ(※3)にアプローチしてくれます。

目元や口元は、乾燥によるダメージを受けやすいデリケートなパーツです。年齢サインが目立ちやすい部分でもあるため、集中ケアしましょう。

  • (※1)グリシン亜鉛(保湿成分)
  • (※2)グリシン、塩酸リジン、L-スレオニン、L-アルギニン、DL-アラニン、L-ヒスチジン塩酸塩、L-セリン、タウリン、L-プロリン、L-グルタミン酸、L-バリン、L-ロイシン、アラントイン、L-イソロイシン、L-フェニルアラニン(保湿成分)
  • (※3)ハリのない肌のこと
薬用SPリンクルチューンクリーム[医薬部外品]

薬用SPリンクルチューンクリーム[医薬部外品]

内容量 15g
通常購入 7,150円(税込)

3.1.3.薬用リンクル&カバークッションファンデーション[医薬部外品]

パーフェクトワンの薬用リンクル&カバークッションファンデーションを使えば、メイクをしながら手軽にナイアシンアミドを取り入れることができます。

タイムリリースナイアシン(※1)を配合しているため、メイクをしながら、シワ改善と美白(※2)ケアを同時に叶える効果が期待できるでしょう。

一つで8役をこなすオールインワンファンデーションは、メイクとスキンケアを手軽に行いたい方におすすめです。

  • (※1)ナイアシンアミド(有効成分)、濃グリセリン、1,3ーブチレングリコール、シュガースクワラン(保湿成分)、水素添加大豆リン脂質(乳化剤)
  • (※2)メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
薬用リンクル&カバークッションファンデーション ナチュラル ケース付き [医薬部外品]

薬用リンクル&カバークッションファンデーション ナチュラル ケース付き [医薬部外品]

内容量 各13g (専用パフ付)
通常購入 5,500円(税込)

3.1.4.薬用SPホワイトリンクルエッセンス[医薬部外品]

薬用SPホワイトリンクルエッセンスは、有効成分「ナイアシンアミド」を配合した、医薬部外品の美容液です。日々のスキンケアにプラスすることで、メラニンの生成を抑えて将来できる可能性があるシミにもしっかりアプローチします。

ローヤルゼリー発酵液(※1)やユズセラミド(※1)など、ハリをサポートしてくれる成分も配合されているため、もっちりとしたハリのある肌へと導きます。

また、みずみずしく肌に馴染みやすいテクスチャーにも注目です。乾燥やシワが特に気になるポイントには、重ね付けすると良いでしょう。

さらに、独自処方の複合型コラーゲンEX(※2)や紫根エキス(※3)など、19種類もの保湿成分を贅沢配合しているので、デイリー使用することでハリ・ツヤのあるなめらかな肌へと近づきます。

  • (※1)保湿成分
  • (※2)整肌保湿成分
  • (※3)油溶性シコンエキス(1)
薬用SPホワイトリンクルエッセンス[医薬部外品]

薬用SPホワイトリンクルエッセンス[医薬部外品]

内容量 30mL
通常購入 7,150円(税込)

3.2.食べ物やサプリメントから摂る

ナイアシンアミドは、食べ物やサプリメントからも摂取できます。スキンケアと合わせてインナーケアにも気をつけることで、ナイアシンアミドの効果をより実感しやすくなるでしょう。

以下の表では、ナイアシンアミドを含む食べ物の例をまとめました。

食材 100gあたりナイアシンの量
きのこ類:まいたけ(乾) 64.0mg
魚介類:すけとうだら/たらこ(焼き) 57.0mg
コーヒー・ココア類:インスタントコーヒー 47.0mg
魚介類:かつお節(加工品) 35.0mg
魚介類:まぐろ類/びんなが(生) 21.0mg
種実類:らっかせい(乾) 20.0mg
肉類:ささみ(焼き) 18.0mg
魚介類:するめ(加工品) 14.0mg
肉類:ぶた(セミドライソーセージ) 11.0mg

※参照:文部科学省「食品成分データベース

上記の表のとおり、ナイアシンアミドは、魚介類や肉類、きのこ類、穀類などさまざまな食材に含まれています。

熱に強く加熱料理にも向いていますが、水溶性ビタミンの特性上、水に溶け出しやすいという特徴を持つため、汁物など水分ごとに摂取できる料理に取り入れるのがおすすめです。

食事からナイアシンアミドを摂取するのが難しい方の場合は、サプリメントを活用するのも選択肢の一つです。ただし、ナイアシンアミドは量を多く摂れば良いというわけではないので、サプリメントを利用する場合は、必ず目安量を守るようにしましょう。

舞茸

04.ナイアシンアミドを取り入れる際のポイント

ここからは、ナイアシンアミドを効率的に取り入れるための3つのポイントについて解説します。

4.1.継続する

ナイアシンアミドはさまざまな整肌効果が期待できる成分ですが、日々のケアに取り入れたからといって、すぐに効果が現れるわけではありません。

ナイアシンアミドに限らず、各種美容成分(※)の効果を実感するには、ある程度の時間を要します。使用前後での肌の変化を実感したい場合は、長期的な視野を持って継続的に使用を続けることが何よりも大切です。

具体的な期間は人によって異なりますが、まずは肌のターンオーバーの周期である1カ月を目安に使い続けると良いでしょう。

  • (※)保湿成分

4.2.商品記載に注目する

ナイアシンアミドが配合されたスキンケア用品や化粧品を購入する際は、商品記載に注目しましょう。ナイアシンアミドが含まれる商品は、主に「医薬部外品」と「化粧品」の2つに分類されます。

2つの主な違いは、以下のとおりです。

  • 医薬部外品:有効性が確認された成分が一定量配合されているもの
  • 化粧品:肌を美しく清潔に保つ目的で作られているもの

一見すると医薬部外品の商品を選んだ方が良いように思えますが、実は必ずしもそうとは限りません。ナイアシンアミドは基本的に副作用が少ない成分ですが、人によっては肌に合わないこともあります。

ナイアシンアミド配合の商品を効率的に日々のケアに取り入れるには、ほかの配合成分なども含めて商品の成分情報をよく確認し、該当商品が自分の肌質や肌悩みに合うかどうかをチェックすることが重要です。

4.3.ほかの成分と併用する

ナイアシンアミドは、併用することで相乗効果が期待できる成分がいくつかあります。具体的には、以下のような成分が挙げられます。

  • レチノール
  • ビタミンC
  • サリチル酸
  • セラミド
  • ヒアルロン酸

これらの成分とナイアシンアミドを併用すると、肌のシワケア効果やうるおいケア効果などの面において、さまざまな相乗効果が期待できます。

ただし、ナイアシンアミドは併用を避けた方が良い成分もあるため、他成分との併用を検討している場合は注意が必要です。

市販で販売されているナイアシンアミド商品によっては「他成分との併用不可」と注意喚起している商品もあるため、相乗効果を狙いたい場合は、商品記載に従うよう気をつけましょう。

05.ナイアシンアミド以外にも注目すべき成分も把握しておこう

ここでは、ナイアシンアミド以外にも肌の整肌効果が期待できる3つの注目成分を詳しく解説します。

5.1.トラネキサム酸

トラネキサム酸は、シミのもととなるメラノサイトの活性化を抑制し、シミのケアに効果的な成分として知られています。

また、ニキビによる色素沈着を目立たなくさせる、肌の炎症を和らげるといった作用もあり、比較的日常のケアに取り入れやすい点が特徴です。

このほか、化粧品や内服薬として利用されることもありますが、トラネキサム酸は過剰摂取による一定の副作用が懸念される成分でもあります。内服する場合は必ずかかりつけの医師の指示に従い、自己判断による過度な摂取は避けましょう。

5.2.レチノール

レチノールとはビタミンA誘導体の一種で、次のような整肌効果が期待できます。

  • ターンオーバーを促進し、肌をなめらかに整える
  • コラーゲンの産生を促し、ハリのある肌へ導く
  • 皮脂分泌を抑制し、ニキビや毛穴の黒ずみを防ぐ

上述したとおり、レチノールはナイアシンアミドとの相性も良く、併用することで相乗効果を期待できます。

ただし、ターンオーバーが過度に活発化すると逆に肌が乾燥しやすくなってしまうため、レチノールを日々のケアに取り入れる際は、保湿効果の高いスキンケアアイテムと組み合わせることをおすすめします。

5.3.アルブチン

アルブチンとは、ウワウルシやサンタベリー、梨などの植物に含まれる成分です。メラニン色素の生成を防ぎ、うるおいに満ちた明るい印象の肌へ導く効果が期待できます。

また、抗酸化作用や抗炎症作用があり、皮脂のダメージを緩和する働きもあります。

アルブチンは肌への副作用が少ない成分として知られていますが、肌質によっては合わない可能性もあるため、初めて使用する場合は事前にパッチテストを行うことをおすすめします。

肌が潤いに満ちた女性

06.まとめ

有効成分としても確認されているナイアシンアミドは、シミ予防やシワを目立たなくさせたり、肌のバリア機能をサポートしたりと、さまざまな肌ケア効果が期待できる成分です。

長期的にケアを継続し、スキンケアだけでなくインナーケアにも気をつけることで、ナイアシンアミドの本来の効果をきっと実感できるはずです。

また、ナイアシンアミドとの相乗効果が期待できる成分は豊富にあるため、自分の肌悩みに合ったアイテムを選び、効率的にスキンケアを行うことも大切なポイントの一つと言えます。

まずは今日から始められる手軽なケアから取り入れて、少しずつ理想的な肌をめざしましょう。