閉じる
  1. トップ
  2. ヘルスケアコラム一覧
  3. 身近なことに気をつけるだけ!「夏疲れ」を生活の見直しでリセット
「夏疲れ」を生活の見直しでリセット
2024.08.01

身近なことに気をつけるだけ! 「夏疲れ」を生活の
見直しでリセット

厳しい暑さが続く中、心身の不調を感じていませんか?
「暑気あたり」や「暑さ負け」で食欲不振になったり、寝苦しさから睡眠不足になったりと「夏疲れ」を感じやすくなる時季です。
オフィスや乗り物の中など冷房が効いた部屋で身体を冷やしていたり、暑さをやわらげようと冷たい食べ物や飲み物を多くとっていたりすると、消化不良を起こして体力が失われ、体調を崩しやすくなります。また、それらは自律神経の乱れや代謝の悪さにもつながり、ますます疲労が回復しにくい身体をつくってしまいます。
そんな「夏疲れ」のSOSには早めの対策が必要です。暑さで疲れを感じたらどんなことに気をつけたら良いか、また疲れを感じる前にできることはあるのか。
猛暑でも「夏疲れ」に負けずに夏を乗り切る方法をご紹介します。

01.すでに「夏疲れ」になっていませんか?

セルフチェックしてみましょう。

セルフチェックリスト

上記でチェックが2個以上ついたら注意が必要です!
すでに夏疲れしている人は解消するための回復法を、 そうでない人は普段から気をつけてほしい予防法を実践してみましょう。

02.夏疲れ回復のキーワードは食&寝

食

ビタミンB₁をはじめとする栄養素をとる

暑さで「疲れやすい」「食欲がない」ときはビタミンB₁不足かも。ビタミンB₁をおかずの一品に取り入れてみましょう。

年齢とターンオーバーの関係

食欲増進作用のある食材を活用

色の濃い野菜をとると体の調子が整います。中でもゴーヤは胃の働きを活性化してくれるのでおすすめ。

身体を温める

温かい料理やスープを食事のメニューに一品は加えて、胃腸を冷やし過ぎないようにしましょう。

寝

通気性の良い寝具、寝巻きを使用

睡眠中は通気性が良く、吸湿性・放湿性の高い綿やシルク素材の寝具や寝巻きを選びましょう。

軽い運動で自律神経のバランスを整える

運動の習慣は睡眠の質を改善します。運動を長く続けるためには「エレベーターを階段に」「1駅分は歩く」など日常生活に変化をつけることから始めましょう。

氷枕などで頭部を冷やす

暑くて寝苦しいときは冷房の温度を下げるのではなく、頭部を氷枕で冷やすと寝苦しさを緩和することができます。

お風呂で身体を温めてリラックス

寝る1〜2時間前に38℃ほどのぬるめのお湯に浸かってリラックスし、自律神経を整えて寝つきを良くしましょう。

03.夏疲れ予防のキーワードは冷やさない

冷たい飲み物に注意を!

冷えた飲み物は消化酵素の働きを悪くします。飲み物はできるだけ常温か温かくして。冷たいものを飲みたいときは氷を抜いてもらうだけでも効果的です。

3つの「首」を冷やさない

「首」「手首」「足首」の3つの首を温めると血行が良くなり、全身に温かい血液をめぐらせることができます。

外気温との差は5~6℃に

冷房の設定温度は25~28℃を目安にし、扇風機をうまく使って室内の空気を流しましょう。

寝るときは冷房の風を身体に当てない

就寝中は冷房の風が身体に直接当たらないように風向を調整し、肌掛け布団を使いましょう。

風向調整

※参考文献:『春夏秋冬疲れ取りごはん』(KADOKAWA) 関口絢子、『あたため美人の冷えとりbook』(日本文芸社) 渡邉賀子