マルチビタミンの効果が知りたい!
摂取方法や健康的な身体作りのポイントをご紹介

マルチビタミンの効果が知りたい!
摂取方法や健康的な身体作りのポイントをご紹介
マルチビタミンには身体の健康維持を助ける効果があり、不足しがちな栄養素を一度に摂取できるのが魅力です。より効果的に取り入れるためには、含まれる栄養素や飲み方を理解することが重要です。
この記事では、マルチビタミンの定義や選び方、含まれる栄養素、飲み方のポイントなどを解説します。マルチビタミンを活用して栄養バランスを整えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
毛穴落ちのない肌を目指して、キレイを保ちましょう。
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マルチビタミンには身体の健康維持を助ける効果があり、不足しがちな栄養素を一度に摂取できるのが魅力です。より効果的に取り入れるためには、含まれる栄養素や飲み方を理解することが重要です。
この記事では、マルチビタミンの定義や選び方、含まれる栄養素、飲み方のポイントなどを解説します。マルチビタミンを活用して栄養バランスを整えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
01.マルチビタミンとは?期待できる効果について
まずはマルチビタミンの定義と期待できる効果について見ていきましょう。
1.1. マルチビタミンの定義
マルチビタミンとは、複数のビタミンを配合したサプリメントの総称です。ビタミンは身体の機能を正常に保つために必要ですが、体内でほとんど合成できないため、食品から摂取しなければなりません。
食品から摂取できるビタミンは13種類あり、そのうち4種類が脂溶性ビタミン、9種類が水溶性ビタミンに分類されます。
マルチビタミンに含まれる成分は、メーカーや商品によってさまざまです。
例えば、新日本製薬の「マルチビタミン&ミネラル」は、不足しがちな栄養素であるビタミン13種類のほかに、鉄やカルシウムなどのミネラルを10種類配合したマルチビタミンサプリです。
1.2. 期待できる効果
マルチビタミンを飲むと、不足しがちな栄養素を手軽に摂取できるだけでなく、複数のビタミンが持つ効果を一度に得られるのが魅力です。
忙しくてなかなか自炊できなかったり、3食しっかり摂れなかったりして、必要な栄養素が不足することもあるでしょう。マルチビタミンを活用することで各種ビタミンを補えるため、肌や身体の健康維持をサポートする効果が期待できます。各種ビタミンの効果については、この後の「マルチビタミンに含まれている栄養素にはどんなものがある?」でもご紹介しています。

02.自分に合ったマルチビタミンの選び方
自分に合ったマルチビタミンを選ぶために、次のポイントを意識してみてください。
2.1. 摂取の目的や必要な栄養素で選ぶ
まずは、マルチビタミンを摂取する目的や必要な栄養素に合わせて選ぶ方法があります。
例えば、疲れやすいと感じている方は、糖質やタンパク質をエネルギーに変えるビタミンB群がおすすめです。肌の状態が気になるなら、ビタミンCの配合量をチェックしてみましょう。
なお、栄養素ごとの役割や効果は次の見出しで詳しくご紹介します。

2.2. 飲みやすさや継続のしやすさで選ぶ
マルチビタミンは毎日の摂取が望ましいため、自分にとっての飲みやすさや継続のしやすさも重要です。
粒の大きさは飲みやすい大きさかどうか、1日に飲む量はどれくらいか、長期間続けていける価格帯かなどをチェックしてみてください。

03.マルチビタミンに含まれている栄養素にはどんなものがある?
マルチビタミンに含まれている一般的な栄養素について、どのようなサポートをしてくれるのか見ていきましょう。
3.1. ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンAは脂溶性ビタミンの一つで、免疫力や血管の強化、粘膜の健康を保つ役割などに関わる成分です。主に動物性食品に含まれるほか、植物性食品に含まれるβ-カロテンも、体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。
ビタミンAが不足すると、暗い所で物が見えにくくなってしまったり、皮膚の乾燥などを引き起こす場合があります。目や皮膚の健康のために、積極的に摂りたい成分です。
3.2. ビタミンD
ビタミンDは脂溶性ビタミンの一つで、カルシウムやリンのバランスを調整し吸収をサポートするのが主な役割です。また、免疫細胞の活性化や増殖抑制などの機能にも関わっています。
ビタミンDが不足すると、体内のカルシウムやリンの吸収率が悪くなり、骨が脆くなってしまったり、ケガのリスクが高まります。
3.3. ビタミンE
ビタミンEは脂溶性ビタミンの一つで、体内で増えすぎた活性酸素から身体を守る、抗酸化作用をサポートする成分です。細胞や血管の健康を維持したり、ホルモンバランスを整えたりする働きに関わります。油との相性が良く一緒に摂ることで吸収率を高められます。また、ビタミンCと一緒に摂ることで相乗効果も得られます。
ビタミンEが不足すると、抗酸化力が低下し、肌の健康を保つのが難しくなる可能性があります。また、人によっては冷え性や肩こり、貧血が起きる場合がある点に注意が必要です。
美しさを保ちたい方や血行を良くしたい方などにおすすめの栄養素です。
ビタミンEの摂取には、ビタミンEの栄養機能食品として認められた「マルチビタミン&ミネラル」がおすすめです。
3.4. ビタミンK
ビタミンKは脂溶性ビタミンの一つで、体内で血液を固めたり、固まるのを抑えたりする調整役を担う成分です。また、骨を強くする働きにも関わっています。
ビタミンKが不足すると、出血時に血が止まりにくくなったり、骨が弱くなったりする場合があります。
特に骨が脆くなっている高齢者や閉経後の女性は積極的に摂りたい成分です。
3.5. ビタミンB1
ビタミンB1は水溶性ビタミンの一つで、食事で摂取した糖質をエネルギーに変える働きに関わっています。
ビタミンB1が不足すると、脳や身体がエネルギー不足を引き起こし、疲労感や食欲不振、イライラ、集中力の低下などの症状がでやすくなります。
日々の仕事や生活で疲れやすい、パワー不足だと感じる方におすすめの成分です。
3.6. ビタミンB2
ビタミンB2は水溶性ビタミンの一つで、脂質の代謝や細胞の再生、身体の成長を助ける役割に関わっています。また、代謝の過程で発生した有害物質の除去をサポートする働きもあります。
ビタミンB2が不足すると、口内炎や皮膚炎、髪のパサつきなどが起きやすくなります。
皮膚や髪を健康に保ちたい方は、意識して摂取すると良いでしょう。
3.7. ビタミンB6
ビタミンB6は水溶性ビタミンの一つで、タンパク質の代謝に関わり、皮膚・髪・骨・筋肉などをつくるのに欠かせません。また、免疫や神経機能を維持する働きもサポートしています。
ビタミンB6が不足すると、皮膚炎や貧血、さらにはイライラなどの精神的な症状がでる可能性があります。
特に肉や魚などのタンパク質を普段から多く摂取する方は、ビタミンB6の補給を意識しましょう。
3.8. ビタミンB12
ビタミンB12は水溶性ビタミンの一つで、血液細胞や神経機能を健康に保つ役割を果たす成分です。
ビタミンB12が不足すると、貧血によるめまいや息切れのほか、手足のしびれや気持ちの落ち込みなどがでやすくなる可能性があります。
貧血が気になる方や、心身を健康に保ち集中力を高めたい方は意識的に摂取しましょう。
3.9. ビタミンC
ビタミンCは水溶性ビタミンの一つで、強い抗酸化作用があるため、免疫機能の強化に欠かせません。また、コラーゲンの合成を促進して皮膚・骨・血管などを丈夫に保つ役割にも関わっています。
ビタミンCが不足すると、免疫力の低下や肌のハリ不足といった身体の不調が起こりやすくなります。
ビタミンCは、ストレスを感じると消費が早まるため、疲れたときや風邪を引いたとき、忙しいときなどは意識して多めに摂りましょう。
3.1.0 ナイアシン
ナイアシンはビタミンB群の一種で、糖質などのエネルギーの代謝をサポートするほか、血液の循環や脳神経の働きなど、体内のさまざまな酵素反応に関わっています。また、精神を安定させる神経伝達物質の一つであるセロトニンの生成にも関わっている成分です。
ナイアシンが不足すると、下痢やめまいといった身体の症状だけでなく、気分が落ち込むといった症状がでる場合があります。
心の健康を保ちいきいきと日々を過ごしたい方は、十分な量を摂るよう心掛けてください。
3.1.1 パントテン酸
パントテン酸はビタミンB群の一種で、ビタミンB5とも呼ばれる成分です。エネルギーの代謝や副腎皮質ホルモンの合成などに関わっています。
パントテン酸が不足すると、疲労感や食欲不振などの症状がでる場合があります。
パントテン酸は抗ストレス作用のある副腎皮質ホルモンをつくる働きがあるため、日々の仕事や生活でストレスが大きい方におすすめです。
3.1.2 ビオチン
ビオチンはビタミンB群の一種で、エネルギー代謝に関わっているほか、皮膚や髪の健康を維持したり、抗炎症物質を生成して炎症を防いだりする役割を果たします。
ビオチンが不足すると、皮膚炎や抜け毛・白髪の増加などの症状がでる場合があります。
健康な肌を保ちたい方や、抜け毛・白髪が気になる方は積極的に摂取しましょう。
3.1.3 葉酸
葉酸はビタミンB群の一種で、ビタミンB9やビタミンMとも呼ばれる成分です。DNAなどの核酸やタンパク質の合成を助ける働きに加え、ビタミンB12とともに血液をつくる働きもします。
葉酸が不足すると貧血の症状がでやすくなるため、貧血が気になる方は意識して摂るのがおすすめです。
04.マルチビタミンだけでなくミネラルも大事
マルチビタミンには、ビタミンとミネラルが一緒に配合されている商品も多くあります。ミネラルにはカルシウム・鉄・カリウムなどがあります。
ミネラルはビタミンと同様、体内で合成ができません。また、それぞれの成分の働きや吸収において影響を与え合うため、バランス良く摂取することが重要です。
「マルチビタミン&ミネラル」は、13種類のビタミンと10種類のミネラルを配合したサプリメントで、ビタミンEが摂れる栄養機能食品です。
1日3粒(※)で飲みやすいサイズになっており、かさばりにくいアルミパウチで携帯性にも優れています。普段の食事に加えて、不足しがちな栄養素をバランス良く補いながら、健康的な毎日を維持してみてはいかがでしょうか。
(※)1日の目安量



05.マルチビタミンを摂るタイミングやポイント
最後に、マルチビタミンを摂るタイミングや飲むときに注意したいポイントを解説します。
5.1. ライフスタイルに合わせて飲む
マルチビタミンを飲むタイミングに決まりはありませんが、自分のライフスタイルに合わせると続けやすくなります。
1日1回飲むなら、朝食後や寝る前などタイミングを決めると習慣化しやすいでしょう。1日2〜3回飲むタイプなら、朝晩あるいは朝昼晩の食後に飲むと忘れにくくなります。
また、食事中や食後は胃腸の働きが活発になっているため、栄養素の吸収率が上がりやすいタイミングです。より効率良く栄養素を摂取したい場合は、食後にマルチビタミンを飲む習慣をつけると良いでしょう。

5.2. 1日の摂取量を守る
マルチビタミンには1日の摂取量が設定されているため、必ず守るようにしてください。
水溶性ビタミンは摂りすぎても体外へ排出されますが、脂溶性ビタミンは摂りすぎると過剰症を引き起こす恐れがあります。
例えば、ビタミンAの過剰摂取は頭痛や発疹、ビタミンDの過剰摂取は食欲不振や嘔吐の原因となる場合があるため、パッケージに書かれた摂取量を守って飲みましょう。
5.3. 生活のなかにプラスして健康的な身体作りを意識する
マルチビタミンは、自己管理のサポートとして取り入れることで効果が見込めます。
身体作りの基本は毎日の食事であり、さまざまな食材からバランスよく栄養を摂るのが理想的です。しかし、忙しくてなかなか自炊ができない、外食が多くなるなど、現代ではどうしても栄養素が不足したり偏ったりしがちです。
その分をマルチビタミンで補えれば、健康的な生活を送ることにつながります。食事・睡眠・運動などの生活習慣を整えながら、マルチビタミンを生活のなかにプラスする意識を持ちましょう。
5.4. 薬との飲み合わせや体調に合わせて摂取する
マルチビタミンを摂取する際、薬を服用中の方や体調に不安がある方は、まず医師に相談をしましょう。服用中の薬によっては、作用が弱まったり体調不良を引き起こしたりする恐れがあるためです。
例えば、ビタミンKは血を固める作用があります。そのため、血液をサラサラにする抗血液凝固剤を服用している方がマルチビタミンを飲むと、両者の作用が干渉し合って弱まる場合がある点に注意が必要です。
同様に、ビタミンKの摂取制限を受けている方も、あらかじめ医師に確認しましょう。

06.まとめ
マルチビタミンを飲むと、体内で合成できないビタミンをまとめて摂取できるため、栄養バランスの調整に役立ちます。
自分に合ったマルチビタミンを選ぶためには、摂取したい栄養素が含まれているか、飲みやすいかどうかの視点が重要です。また、効果を高め合うミネラルを配合しているものも多くあるので、検討してみてください。
マルチビタミンは摂取量を守り、生活のなかにプラスしながら継続して飲むことが大切です。ただし、現在服用している薬がある場合は、医師に相談してから飲むようにしてください。
毎日の食事で必要な栄養を摂ることを心掛けつつ、マルチビタミンで足りない部分を補いながら、健康な身体を維持しましょう。