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お気に入りの衣類を長持ちさせる洗濯のイメージ
2025.05.01

お気に入りの衣類を長持ちさせる
洗濯の秘訣

お出掛け日和が続く5月は、気温も湿度も急上昇し、衣類に汗や皮脂がつきやすい状態です。そこで重要なのが洗濯ですが、「なぜか洗って干してもニオイが残る」「汚れが落ちない」「形が崩れる」といった経験をしている方も多いのではないでしょうか。 服によっては家庭での洗濯は無理だとあきらめ、クリーニングにだすまで置いていたら、いつのまにか黄ばみやシミができてお気に入りの服が台無し…なんていうことも。でも実は、大半の衣類は家庭での洗濯が可能です。家庭で洗濯不可とされている衣類を除けば、ウールやシルクなどのデリケート素材も洗濯OK。問題は間違った洗濯方法にあるのです。 こちらのページでは、今日から簡単にできる「衣類長持ち洗濯術」をご紹介しています。正しい洗濯でお気に入りの服を長持ちさせて、お気に入りのファッションでおしゃれを楽しみましょう。

洗濯のイメージ

01.まず洗濯ラベルを確認しよう!

間違った洗い方で衣類を傷めないよう、ラベルの記号は必ず確認しましょう。

❶洗濯方法
水温40℃を限度に手洗い

水温40℃を
限度に手洗い

家庭での洗濯は不可

家庭での
洗濯は不可

❷水温と水流
水温30℃限度水流は標準

水温30℃限度
水流は標準

水温40℃限度弱水流で洗う

水温40℃限度
弱水流で洗う

水温40℃限度非常に弱い水流で洗う

水温40℃限度
非常に弱い
水流で洗う

❸漂白剤の使用
塩素系・酸素系の漂白剤使用可

塩素系・酸素系
の漂白剤使用可

酸素系漂白剤のみ可

酸素系漂白剤
のみ可

漂白剤の使用禁止

漂白剤の
使用禁止

❹乾かし方
濡れたまま

濡れたまま
つり干し

日陰でつり干し

日陰でつり干し

日陰で平干し

日陰で平干し

❺アイロンの温度
アイロン禁止

アイロン禁止

アイロンは低温120℃まで可

アイロンは低温
120℃まで可

アイロンは中温160℃まで可

アイロンは中温
160℃まで可

02.分かっているけどやってしまいがち!
おさらい「衣類長持ち洗濯術」

準備編

脱いだ服は通気性の良いカゴへ!

脱いだ服は通気性の良いカゴのイメージ

洗濯槽は湿気が多いため、水分を好む雑菌が湿った衣類で大繁殖。それがニオイの元になります。脱いだ衣類はカゴに入れておきましょう。

汚れは早めに応急処置してから洗濯!

口紅などの油性の汚れには、洗剤を同量の水で薄めた予洗スプレーを。コーヒーなどの水性の汚れは、水ですすぎスプレーしてから洗いましょう。

汚れは早めに応急処置してから洗濯のイメージ
洗濯編

大きな洗濯ネットは縛って!

大きな洗濯ネットは縛るイメージ

衣類よりも大きいネットだと、洗濯時にこすれてシワや型崩れの原因に。畳んだ服とピッタリになるよう、ネットを縛りましょう。

洗剤の量は規定量を守る!

ひどい汚れだからと洗剤の量を増やしても、逆効果。溶け残って黄ばみの元に。すすぎの水量を多くした方が、汚れ落ちは向上します。

洗剤の量は規定量を守るイメージ

脱水時間は短めに!

脱水時間は短めにのイメージ

長めに脱水すると、服を傷めシワシワに。脱水時間は短い方が、服を傷めずシワになりにくいです。縦型洗濯機なら3〜5分、ドラム式なら3分で。

手洗いでも洗濯機で脱水を!

ウールやシルクなどを手洗いする際も、絞ると服を傷める原因に。ネットに入れ、洗濯機で脱水すれば生地を傷めず、汚れ落ちもアップします。

手洗いでも洗濯機で脱水をのイメージ
乾燥・仕上げ編

ニットはハンガー2本で干す!

ニットはハンガー2本で干すのイメージ

乾く前のニットは、重さを分散することで型崩れが防げます。1本目のハンガーにニットを、2本目のハンガーに袖を掛けて干しましょう。

ワイシャツのアイロンは襟から!

アイロンがけは襟→袖→後身頃→前身頃の順に。小さい面積、目立たない部分からかけることで、生地も傷みにくく、効率良く仕上がります。

ワイシャツのアイロンは襟からのイメージ

見落としていませんか?
洗濯槽も掃除が必要です!

湿気が多くなる春から夏は、洗濯槽についた繊維や洗剤のカスに細菌やカビが繁殖します。放置したままでは、洗浄力が低下して汚れが落ちにくくなるだけでなく、衣類に細菌・黒カビが付着し、不快なニオイの原因に。洗濯槽は専用のクリーナーを用い、月に1回の掃除を習慣化しましょう。