
お気に入りの衣類を長持ちさせる
洗濯の秘訣
お出掛け日和が続く5月は、気温も湿度も急上昇し、衣類に汗や皮脂がつきやすい状態です。そこで重要なのが洗濯ですが、「なぜか洗って干してもニオイが残る」「汚れが落ちない」「形が崩れる」といった経験をしている方も多いのではないでしょうか。 服によっては家庭での洗濯は無理だとあきらめ、クリーニングにだすまで置いていたら、いつのまにか黄ばみやシミができてお気に入りの服が台無し…なんていうことも。でも実は、大半の衣類は家庭での洗濯が可能です。家庭で洗濯不可とされている衣類を除けば、ウールやシルクなどのデリケート素材も洗濯OK。問題は間違った洗濯方法にあるのです。 こちらのページでは、今日から簡単にできる「衣類長持ち洗濯術」をご紹介しています。正しい洗濯でお気に入りの服を長持ちさせて、お気に入りのファッションでおしゃれを楽しみましょう。

01.まず洗濯ラベルを確認しよう!
間違った洗い方で衣類を傷めないよう、ラベルの記号は必ず確認しましょう。

水温40℃を
限度に手洗い

家庭での
洗濯は不可

水温30℃限度
水流は標準

水温40℃限度
弱水流で洗う

水温40℃限度
非常に弱い
水流で洗う

塩素系・酸素系
の漂白剤使用可

酸素系漂白剤
のみ可

漂白剤の
使用禁止

濡れたまま
つり干し

日陰でつり干し

日陰で平干し

アイロン禁止

アイロンは低温
120℃まで可

アイロンは中温
160℃まで可
02.分かっているけどやってしまいがち!
おさらい「衣類長持ち洗濯術」
脱いだ服は通気性の良いカゴへ!

洗濯槽は湿気が多いため、水分を好む雑菌が湿った衣類で大繁殖。それがニオイの元になります。脱いだ衣類はカゴに入れておきましょう。
汚れは早めに応急処置してから洗濯!
口紅などの油性の汚れには、洗剤を同量の水で薄めた予洗スプレーを。コーヒーなどの水性の汚れは、水ですすぎスプレーしてから洗いましょう。

大きな洗濯ネットは縛って!

衣類よりも大きいネットだと、洗濯時にこすれてシワや型崩れの原因に。畳んだ服とピッタリになるよう、ネットを縛りましょう。
洗剤の量は規定量を守る!
ひどい汚れだからと洗剤の量を増やしても、逆効果。溶け残って黄ばみの元に。すすぎの水量を多くした方が、汚れ落ちは向上します。

脱水時間は短めに!

長めに脱水すると、服を傷めシワシワに。脱水時間は短い方が、服を傷めずシワになりにくいです。縦型洗濯機なら3〜5分、ドラム式なら3分で。
手洗いでも洗濯機で脱水を!
ウールやシルクなどを手洗いする際も、絞ると服を傷める原因に。ネットに入れ、洗濯機で脱水すれば生地を傷めず、汚れ落ちもアップします。

ニットはハンガー2本で干す!

乾く前のニットは、重さを分散することで型崩れが防げます。1本目のハンガーにニットを、2本目のハンガーに袖を掛けて干しましょう。
ワイシャツのアイロンは襟から!
アイロンがけは襟→袖→後身頃→前身頃の順に。小さい面積、目立たない部分からかけることで、生地も傷みにくく、効率良く仕上がります。

見落としていませんか?
洗濯槽も掃除が必要です!
湿気が多くなる春から夏は、洗濯槽についた繊維や洗剤のカスに細菌やカビが繁殖します。放置したままでは、洗浄力が低下して汚れが落ちにくくなるだけでなく、衣類に細菌・黒カビが付着し、不快なニオイの原因に。洗濯槽は専用のクリーナーを用い、月に1回の掃除を習慣化しましょう。