
ファンデーションが毛穴落ちする原因って?キープするコツやメイク方法・化粧直しのポイントも紹介
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ファンデーションがキレイに仕上がったのに、時間が経つと毛穴落ちが気になるという方も多いのではないでしょうか。ファンデーションが毛穴落ちする原因が分かれば、適切な対処法が見つかります。
本記事では、ファンデーションが毛穴落ちする原因やその対策方法、キレイな状態をキープするコツから化粧直しのポイントまで解説します。
毛穴落ちのない肌を目指して、キレイを保ちましょう。
この記事の監修者

日本化粧品検定特級
コスメコンシェルジュ
岡田 季実子おかだ きみこ
幼い頃から敏感肌だったことから、同じ悩みを持つ方に寄り添いたいと化粧品の世界に。
大手化粧品メーカーのマーケティング部門等で、10年以上勤務。
スキンケア・メイクに関する豊富な知識と、実際に多くの女性の肌悩みをカウンセリングしてきた経験から、肌質やライフスタイルに合わせた提案をすることが得意。
01.ファンデーションの毛穴落ちとはどういう状態のこと?
ファンデーションの毛穴落ちとは、ファンデーションが皮脂と混ざり合い、毛穴に入り込んでしまう状態をさします。
ファンデーションを塗った後、時間経過とともに皮脂が分泌されます。皮脂と混ざりあうことで、毛穴がポツポツと目立つようになり、多くの方が悩む現象と言えるでしょう。

02.ファンデーションが毛穴落ちする原因
ファンデーションが毛穴落ちする原因はさまざまです。ここでは、ファンデーションが毛穴落ちする主な原因を解説します。
2.1.乾燥毛穴によって
ファンデーションが毛穴落ちする原因は、乾燥毛穴によって起こります。特に、以下の箇所は、毛穴落ちしやすいため注意が必要です。
- ・鼻
- ・頬
- ・眉間
- ・おでこ
Tゾーンと呼ばれる鼻や眉間、おでこは、特に他の箇所と比べて毛穴が目立ちやすく、皮脂が分泌しやすい傾向にあります。また、頬も乾燥や加齢など、ハリ不足によって毛穴が目立ちやすい部分です。
毛穴にファンデーションと皮脂が入り込むと、毛穴が目立ちやすくなるため、しっかりとした対策が必要です。
また、肌がベタついた状態でファンデーションを乗せると、メイクの浮きやヨレを引き起こす場合があります。

2.2.肌のゆるみ※によって
ファンデーションの毛穴落ちは、肌のゆるみ※によっても起こりやすく、それらは、肌の水分量の減少などが影響していると言われています。
肌の深層部である真皮では、線維芽細胞がコラーゲンを産生し、肌のハリ弾力を維持しています。しかし、乾燥や紫外線の影響などで線維芽細胞がダメージを受けると、肌のハリが失われ、ゆるみを引き起こす原因になるため注意が必要です。
肌がゆるむと、涙型状に毛穴が目立つ「ゆるみ毛穴」になり、ファンデーションが入り込みやすくなります。肌のゆるみによる毛穴落ちは、適切なスキンケアやファンデーション選びが大切です。
※ハリのない状態のこと

2.3.肌の乾燥による皮脂の過剰分泌によって
肌の乾燥による皮脂の過剰分泌によっても、ファンデーションの毛穴落ちを引き起こします。肌が乾燥すると、肌を守るために皮脂が過剰に分泌されます。
皮脂の分泌量が増えると、皮脂を排出する毛穴が広がり、毛穴が目立ちやすくなります。また、乾燥によってキメが乱れると、ファンデーションが均一になりにくく、ムラの原因になります。
03.ファンデーションの毛穴落ちを防ぐには
ここでは、ファンデーションの毛穴落ちを防ぐ対策を4つ紹介します。
3.1.保湿ケアをしっかりと行う
肌の乾燥による毛穴落ちを防ぐには、保湿ケアをしっかり行うことが大切です。日常のスキンケアで水分と油分のバランスを整えることで、皮脂の過剰分泌や乾燥を防ぎます。
保湿成分が配合されたジェルや化粧水、美容液などで肌のうるおいを保ちましょう。保湿成分は肌の悩みに合ったものを選ぶのが大切です。

3.2.スキンケアの後は時間をおく
スキンケア成分がしっかりと肌に馴染んでいない状態で、すぐにファンデーションを塗ると、メイクのヨレや化粧崩れが起きやすくなります。そのため、スキンケアの後は少し時間を置き、肌がサラサラの状態になってからファンデーションを塗りましょう。
メイク前の時間をおくことが難しい方、肌表面のベタつきが気になる方は、優しくティッシュで抑えてから、ファンデーションをのせることもおすすめです。

3.3.肌質に合わせたファンデーションを選ぶ
毛穴落ちを防ぐには、肌質に合ったファンデーションを選ぶことが大切です。肌質に合わないファンデーションを使用すると、毛穴落ちやテカリなど化粧崩れを引き起こすだけではなく、肌トラブルが起こる可能性もあります。
肌質は、普通肌・乾燥肌・脂性肌・混合肌・敏感肌などに分類されるため、自分の肌質をよく理解して、自分に合った化粧品を選びましょう。ファンデーションの選び方については、後半で詳しく解説しています。

3.4.フェイスパウダーで余分な皮脂を抑える
毛穴落ちが気になる方は、フェイスパウダーを使用してみましょう。ベースメイクの仕上げにフェイスパウダーを使用してベタつきを抑えることで、ファンデーションのキープ力がアップし、毛穴落ちを防げます。フェイスパウダーには、粉のルースタイプと固形のプレストタイプの2種類があります。
ふんわりとした軽い着け心地が好みの方はルースタイプ、メイク直しに使用したい方や、マットに仕上げたい方はプレストタイプがおすすめです。
なお、パーフェクトワンのフェイスパウダーは、乾燥から肌を守るものや、日焼け止め効果があります。ぜひチェックしてみてください。
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04.毛穴落ちしにくいファンデーションの塗り方を紹介
毛穴落ちを防ぐには、ファンデーションの塗り方にコツがいります。ここでは、ファンデーションの塗り方を順を追って解説します。
4.1.保湿をする
肌が乾燥した状態でファンデーションを乗せると、粉吹きや皮脂崩れを起こしやすくなります。ファンデーションのヨレや毛穴落ちを防ぐには、メイク前にしっかりと保湿することが大切です。
メイク前に肌を整えることで、化粧ノリがよくなり、ファンデーションが肌に密着しやすくなります。
ただし、肌表面がサラッとしていない状態ですぐにメイクを始めると、ファンデーションのヨレや浮きの原因となるため注意が必要です。

4.2.日焼け止め・化粧下地を塗る
UV機能の入っていないファンデーションを使う場合は、日焼け止めや化粧下地を活用しましょう。
化粧下地を使う場合は、一度に多く塗るとムラになりやすく、ファンデーションがベタつく原因になります。
そのため、適量を一度手の甲に出し、両頬・額・鼻・あごの5点に置いて、均一になるように顔の内側から外側に伸ばしましょう。Tゾーンは毛穴落ちが起こりやすい場所なので、薄めに塗るのがポイントです。
日焼け止めや化粧下地を塗りすぎてしまった場合、ベタつきが気になる場合は、ティッシュオフをして、肌がサラッとした状態でファンデーションを塗るようにしましょう。

4.3.ファンデーションを塗る
ファンデーションには、パウダーやリキッド、クッションタイプ、BBクリームなどさまざまな種類があるため、スポンジやブラシを使い分け、特性に合わせて塗ることが大切です。
例えば、リキッドタイプであれば、両頬・おでこ・鼻・あごの5点にのせて、スポンジで伸ばしていくと薄く均一に仕上がります。クッションタイプであれば顔の中心から外に向かってポンポンとスタンプを押すように塗り広げると均一に広がりやすくなります。
また、毛穴を隠そうとしてファンデーションを重ね過ぎると、メイクのヨレや化粧崩れの原因となるため注意しましょう。

05.ファンデーションの選び方から見直すことが大事
ここまで、ファンデーションの毛穴落ちの原因や効果的な塗り方を解説しました。ここからは、それぞれの肌質に適したファンデーションの選び方を解説します。

5.1.クッションファンデーション
クッションファンデーションとは、液状のファンデーションを、スポンジ状のクッションに染み込ませた商品です。パウダーの手軽さとリキッドのカバー力が両立していることが特徴で、しっとりとした仕上がりになります。
使い方は、液状のファンデーションを専用パフに染み込ませ、トントンと頬にスタンプを押すように馴染ませます。カバー力が高く、化粧下地の役割が含まれている商品もあるため、時短メイクをしたい方や肌を自然にカバーしたい方に向いています。
また、保湿成分が豊富なものを選べば、乾燥肌の方もみずみずしい肌に仕上がります。
パーフェクトワンには、「グロウ&カバークッションファンデーション」と「薬用リンクル&カバークッションファンデ―ション」の2種のクッションファンデーションがあります。

「グロウ&カバークッションファンデーション」は、肌への密着度が高く、うるおいのある仕上がりが特徴です。シミやシワ・くすみをしっかりカバー※1しながら、化粧崩れも防ぎます。さらに、SPF50+なので、紫外線対策をしたい方にもおすすめです。
「薬用リンクル&カバークッションファンデ―ション」は、メイクしながらシワ改善と美白※2ケアをしたい方におすすめの商品です。有効成分のナイアシンアミドが、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぎます。65種の保湿成分を配合し、ツヤ肌に導きます。
※1:メイクアップ効果による
※2:メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ

おすすめアイテム

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薬用リンクル&カバークッションファンデーション ナチュラル ケース付き[医薬部外品※]
内容量 13g (専用パフ付)
通常購入 5,500円(税込)
※シワを改善する。メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
その他、パーフェクトワンのファンデーションについては以下のページをご覧ください。
5.2.BBクリーム
BBクリームは、化粧下地・日焼け止め・ファンデーション・コンシーラー・美容液などが一つになったアイテムです。1本でベースメイクが完結するため、手軽さを求める方にぴったりです。
もともとBBクリームは、医療用として開発された商品であり、カバー力が高い点が魅力です。また、商品によってさまざまな美容成分が配合されているため、肌悩みに合わせて選べます。
BBクリームの塗り方は、リキッドファンデーションと同様、両頬・おでこ・鼻・あごの5点に分けて乗せ、外側に向かって指で伸ばします。薄く伸ばした後は、シミなどカバーしたい部分に重ねづけしましょう。

5.3.パウダーファンデーション
パウダーファンデーションは軽やかなつけ心地が特徴です。
パウダーファンデーションの多くは、手軽にメイク直しができるため、初心者の方でも取り入れやすいでしょう。
なお、キレイに仕上げるためにはパウダーの量が大切です。何度もパフに取って重ね付けすると厚塗り感が出てしまうため、適量を肌にのせましょう。
5.4.リキッドファンデーション
液状タイプのリキッドファンデーションはカバー力が高く、みずみずしい仕上がりになります。水分と油分がバランスよく配合されており、なめらかなテクスチャーが特徴のため、シミやくすみをしっかりカバーしたい方や、乾燥肌の方におすすめです。
マットタイプやツヤタイプなど、肌質や好みによって選べるため、季節に合わせて使い分けられます。また、量が調節しやすく、自然な仕上がりにしたい方にも向いています。

06.メイク直しする際のポイント
毛穴落ちを防ぐには、こまめにメイク直しをすることが大切です。ここでは、メイク直しをする際のポイントを詳しく解説します。
6.1.油とり紙で余分な皮脂をオフする
メイク直しをするには、油とり紙を活用するのが効果的です。
油とり紙を使用する際は、気になる毛穴やテカリ部分の余分な皮脂を優しく取り除きます。肌をこすったり、押し付けたりしないように注意してください。
混合肌の人は、Tゾーンや小鼻周りなど気になる部分だけに使用すると、皮脂の取りすぎを防げます。
6.2.ミストを使って保湿する
メイク直しの際は、ミストタイプの化粧水などでお肌に水分を補給するのがおすすめです。ミストは細かい粒子が均一に広がるため、重ねたファンデーションが密着しやすく、キレイなベースメイクが復活します。
スプレーをするときは、顔から15センチほど離し、円を描くようにおでこから顔の形に沿って4~6回プッシュして肌に水分を補給します。
なお、乾燥が気になる際は、ミスト以外にも美容液で保湿をするのも一つの手です。
パーフェクトワンのセラム(美容液)は、みずみずしく、さらっとしたテクスチャーなので、メイク直しの際の保湿に活用するのも良いでしょう。
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6.3.崩れた部分だけにファンデーションやコンシーラーを重ねる
油とり紙で余分な皮脂を取り除き、ミストなどで肌を整えたら、崩れた部分だけにファンデーションやコンシーラーを重ねます。顔全体にファンデーションを塗り直すと、ムラになりやすく厚ぼったい仕上がりになるため注意が必要です。
07.まとめ
ファンデーションの毛穴落ちは、毛穴の乾燥や肌のゆるみ※、乾燥による皮脂の過剰分泌などが原因とされています。
化粧前の保湿対策や適切なスキンケア、自身の肌の状態や肌質に合わせてファンデーションを選ぶことで、毛穴落ちを予防できます。化粧直しする際のポイントにも気をつけつつ、自分に合った対策を取り入れて、ベースメイクを長時間キレイにキープしましょう。
※ハリのない状態のこと