
春に肌荒れする原因は?
肌荒れを防ぐスキンケア方法や対策を紹介
春に肌荒れする原因は、花粉や黄砂、紫外線など多岐にわたります。肌のバリア機能の低下により、乾燥やかゆみ、赤みといった症状がでやすいため、日ごろからのケアが重要です。
この記事では、春に肌荒れする原因や症状、肌荒れを防ぐスキンケア方法などを解説します。スキンケア以外の対策も紹介しますので、春に起きやすい肌荒れを防ぎたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
01.春に肌が荒れるのはなぜ?その原因
春の肌荒れには、さまざまな原因が考えられます。詳しく見ていきましょう。
1.1.バリア機能の低下
そもそも春に肌荒れが起きやすいのは、肌のバリア機能が低下するためです。
バリア機能とは、皮膚の角質層が持つ、肌を守るための機能です。角質層は、皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、主にセラミドからなる細胞間脂質の三つのバリア機能によって、肌内部の水分蒸発を防いだり、ほこりや菌など外部からの異物の侵入を防いだりします。

しかし、乾燥する冬を経た肌は、バリア機能が低下しがちです。春になり、そんなバリア機能が弱まった肌に、花粉や黄砂などの刺激が加わることで、肌荒れが起きやすくなってしまうのです。
1.2.花粉
春の肌荒れの原因として、まず挙げられるのが花粉です。
花粉によるアレルギー症状として、鼻水や目のかゆみ、くしゃみなどは広く知られていますが、実は肌にも影響を及ぼします。毎年春になると肌がガサガサになる、鼻や口の周りがかゆくなるといった症状がある場合は、「花粉皮膚炎」かもしれません。
春には、スギやヒノキなどの花粉が多く飛散しますが、健康な肌であれば刺激にはなりにくいものの、バリア機能が低下している肌では肌荒れを起こす原因になります。

1.3.黄砂
黄砂は、アジアにある砂漠や黄土地帯から、砂やちりが偏西風に乗って飛んでくる現象で、日本では主に春に観測されます。
バリア機能が低下した肌に黄砂が付着すると、肌の乾燥が悪化する原因になります。また、人によっては黄砂に含まれる金属物質に反応して肌のかゆみや湿疹がでる場合もあるため、注意が必要です。
1.4.PM2.5
PM2.5(微小粒子状物質)も、春になると大気中の濃度が高くなる物質の一つです。黄砂と同じ大気汚染物質で、工場の煙や自動車の排気ガスなどから発生します。
粒子が2.5µm(※)以下と小さいため、呼吸器系や循環器系への影響が出やすく、毛穴に入り込むとアレルゲンとなって肌荒れやかゆみを引き起こす可能性があるのです。
(※)1µm(マイクロメートル)は1mmの1,000分の1
1.5.紫外線
肌のバリア機能が低下している場合、紫外線にも注意が必要です。
紫外線は1年中降り注いでいますが、3〜4月から量が増えてきます。夏にはしっかり紫外線対策をしていても、春はそこまで気にしていない方もいるでしょう。
紫外線の刺激を受けると、肌の角質層が分厚くなります。すると水分や脂質をうまく保てなくなって肌の乾燥が進み、ざらつきやごわつき、かゆみなどが発生する場合があります。
紫外線対策が不十分だと肌荒れが起こりやすくなるため、注意しましょう。

1.6.気温や湿度の変化
冬から春にかけての季節の変わり目に起こる気温や湿度の変化は、肌にも影響を及ぼします。例えば、気象庁のデータによると、2024年3〜5月に東京で観測された最高気温・最低気温の差は平均9.2度となっているように、季節の変わり目は寒暖差が大きい傾向にあります。
激しい寒暖差が刺激となり自律神経が乱れる「寒暖差アレルギー」と呼ばれる症状がでると、肌のバリア機能が低下し、乾燥やかゆみなどを引き起こす原因になります。
1.7.マスクなどの刺激
マスクの着け外しが刺激となり、肌荒れにつながる場合もあります。
春は、花粉・黄砂・PM2.5などのアレルゲンが多く飛散する季節です。そのため、日常的にマスクを着用している方も多いでしょう。
しかし、マスクの中は湿度がこもって蒸れた状態になっていますが、外した際に水分が蒸発し、肌に必要な水分まで奪われてしまいます。そこに着け外しの刺激が加わると、角質層に傷が付いて肌荒れを引き起こしやすいのです。
肌のバリア機能の低下を防ぐには、日々の保湿ケアが重要だといえるでしょう。
春に肌荒れしやすい方には、たっぷりの潤いで肌を包む「スーパーモイスチャージェル」や、肌荒れ防止効果のある「プロビタミンB5※」を配合した「薬用リンクルストレッチジェル[医薬部外品]」「薬用リンクルストレッチセラム[医薬部外品]」がおすすめです。
(※)D-パントテニルアルコール(有効成分)

02.春の肌荒れの症状にはどんなものがある?
ここでは、春に起きる肌荒れの代表的な症状を見ていきましょう。
2.1.肌の乾燥
肌のバリア機能が低下すると角質層の潤いが失われ、肌が乾燥しやすくなります。
肌には、表面の細胞が一定周期で生まれ変わる「ターンオーバー」という仕組みがあります。バリア機能の低下でターンオーバーが乱れると、本来剥がれ落ちるはずの古い角質が溜まる、いわゆる角質肥厚の状態になってしまい、乾燥やごわつきなどを引き起こしてしまいます。
2.2.かゆみや赤み
かゆみや赤みも、肌荒れとして現れる症状の一つです。
皮膚に花粉や黄砂などの刺激があると、ヒスタミンという物質が作用してかゆみの原因となります。また、ヒスタミンが毛細血管に作用すると赤みとなり、炎症を引き起こします。
バリア機能が低下すると、外部からの刺激に敏感になり、かゆみや赤みの原因になるため、毎日のケアでしっかりと肌を保湿してバリア機能を高めることが大切です。
2.3.ニキビなどの肌トラブル
春には、ニキビなどの肌トラブルも起きやすくなります。
バリア機能が低下した肌は保湿力が十分ではなく、外部からの刺激を受けやすい状態です。花粉の付着やマスクの摩擦、紫外線などが刺激となり、肌トラブルが発生する原因になるのです。
その他にも、冬から春にかけての気温の上昇により皮脂量が増加し、アクネ菌が増殖しやすくなることでもニキビができやすい状態となります。また、新年度が始まる4月は、新しい生活がスタートする時期でもあり、新生活のストレスによる自律神経の乱れなどによって、ニキビや吹き出物ができやすくなります。

03.肌荒れを防ぐスキンケア方法
春の肌荒れを防ぐため、毎日のスキンケアで気をつけたいポイントを見ていきましょう。
3.1.クレンジングや洗顔に気をつける
クレンジングや洗顔の際は、肌になるべく摩擦や刺激を与えないよう注意してください。
クレンジングや洗顔時にゴシゴシと顔をこすったり、熱いお湯で顔を洗ったりすると、肌への刺激となってバリア機能が低下し、乾燥が悪化する恐れがあります。
クレンジングは汚れを浮き上がらせるようになじませ、洗顔料はよく泡立ててぬるま湯で洗うなどを意識してみましょう。

3.2.保湿を徹底して肌の潤いを保つ
肌のバリア機能が低下して乾燥が進むと、肌トラブルが起こるリスクも高まるため、保湿の徹底も大切です。
日々のお手入れでバリア機能がしっかり働くようになると、ターンオーバーが正常化し、肌の潤いを保てるようになります。
パーフェクトワンの「薬用リンクルストレッチジェル[医薬部外品]」と「薬用リンクルストレッチセラム[医薬部外品]」は、保湿に加えて、肌荒れ防止作用のある有効成分を含んでいます。
また、肌荒れがあるときは、スキンケアの際もなるべく肌に触れない摩擦レスのケアが重要です。「スーパーモイスチャージェル」を含むオールインワンタイプの化粧品は、ケアが1ステップで済むため、摩擦を減らすことにもつながります。
保湿ケアや摩擦レスのケアに役立つ3つの商品について、それぞれ詳しく紹介します。
3.2.1.薬用リンクルストレッチジェル[医薬部外品]
「薬用リンクルストレッチジェル[医薬部外品]」は、シワ改善と美白(※1)両方のケアができるオールインワンジェルです。有効成分「ビタミンPP」が、コラーゲンの産生を促進することでシワを改善します。
また、肌荒れ防止作用のある有効成分「プロビタミンB5(※2)」により、肌荒れをガードします。しっとり潤うのにベタつきがないため、春はもちろん一年中使いやすいのが魅力です。
(※1)メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
(※2)D-パントテニルアルコール(有効成分)
![薬用リンクルストレッチジェル[医薬部外品]](/contents/shop/sns/column/assets/img/202503/2503-spring-rough-skint/wsg_linkBnr.png)
3.2.2.薬用リンクルストレッチセラム[医薬部外品]
「薬用リンクルストレッチセラム[医薬部外品]」は、「薬用リンクルストレッチジェル[医薬部外品]」のセラム(美容液)タイプです。
ジェルタイプと同様、有効成分「ビタミンPP」や肌荒れ防止作用のある有効成分「プロビタミンB5(※1)」を配合しています。
セラムタイプは、ジェルタイプよりもやわらかくみずみずしいテクスチャーなので、さらっとした使い心地がお好みの方にオススメです。
(※1)D-パントテニルアルコール(有効成分)
![薬用リンクルストレッチジェル[医薬部外品]](/contents/shop/sns/column/assets/img/202503/2503-spring-rough-skint/11081_img01_pc.jpg)
※1:メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
※2:日本で唯一2種の有効成分(ビタミンPPとD―パントテニルアルコール)を配合した薬用オールインワンセラム(TPCマーケティングリサーチ調べ、2023/3/24時点)
※3:ビタミンPP、D―パントテニルアルコール
3.2.3.スーパーモイスチャージェル
「スーパーモイスチャージェル」は、よりリッチで濃厚な潤いを求める方向けのオールインワンジェルです。肌のハリを導くコラーゲンと、相性の良いビタミンCを組み合わせた独自開発成分「浸透VCコラーゲン(※1)」が、ふっくらとしたやわらかな肌へと導きます。
さらに、保水性に優れた「モイストカバーベール(※2)」を始めとする60種(※3)の保湿成分を配合しているため、ハリとツヤのある潤い肌を目指せます。
(※1)浸透は角質層まで。サクシノイル加水分解コラーゲンアスコルビルリン酸Na(保湿成分)
(※2)シロキクラゲ多糖体、スイゼンジノリ細胞外多糖体、シア脂、シア脂油
(※3)(※1)(※2)の成分、コラーゲン、ウォーターサイクルコンプレックスを含む

※1:浸透は角質層まで。サクシノイル加水分解コラーゲンアスコルビルリン酸Na(保湿成分)
※2:ツボクサ葉エキス(保湿成分)
04.春の肌荒れを防ぐためにできること
スキンケア以外にも、さまざまな方法で春の肌荒れ対策ができます。具体的に見ていきましょう。
4.1.マスクやメガネを着用する
春の花粉や黄砂、PM2.5などのアレルゲンを防ぐには、マスクやメガネの着用が有効です。
マスクは複数の種類を試してなるべく顔にフィットするものを選び、隙間を作らないように着けましょう。大きさや形状が顔にあっていれば、肌との摩擦も軽減されます。
メガネは普通のものでも効果はありますが、くもり止め機能やガードが付いた花粉専用タイプも売られているため、必要に応じて検討してみてください。
なお、帰宅したらマスクや専用のメガネを外すだけでなく、髪の毛や体についた花粉などを玄関前で払ってから家の中に入るようにしましょう。

4.2.日焼け止めや帽子で紫外線を予防する
紫外線による刺激もバリア機能の低下に繋がるため、紫外線から肌を守るために、日焼け止めや帽子の着用を心掛けましょう。
効果が途切れないようこまめに塗り直すだけでなく、窓を通過する紫外線対策として、屋内にいるときも使用するのがおすすめです。
また外出時には、つばの広い帽子に加え、ストールや日傘を併用すると良いでしょう。
日焼け止めを使用することは大切ですが、肌がべたついた状態だと花粉などが付着しやすくなるので、肌表面をサラサラの状態に整えることも大切です。
例えば、パーフェクトワンの「SPUVプロテクトパウダー」は、「SPF50+・PA+++」と高いUVカット力があり、肌表面をサラサラに整えてくれるだけでなく、気になった時に何度でも重ね付けが可能なのでおすすめです。
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4.3.体の内側からも対策をする
体の外側からだけでなく、内側から対策することも重要です。肌のターンオーバーを正常化するためには、毎日3食バランス良く食べ、過剰な糖分や油分の摂取は控えましょう。
甘いものや油ものの代わりに、以下のような肌に良い栄養素を含む食材を積極的に摂ることを心掛けてください。
栄養素 | 期待できる効果 | 多く含む食材の例 |
---|---|---|
ビタミンA | 抗酸化作用 | ・レバー・あなご ・にんじん ・かぼちゃ |
ビタミンC | 抗酸化作用コラーゲンの生成を促進 | ・ゆず ・柿 ・ほうれん草 ・水菜 |
ビタミンE | 抗酸化作用 | ・アーモンド ・落花生 ・うなぎ |
「新日本製薬の生薬 ヨクイニンエキス錠SH」などの医薬品やサプリメントを活用する方法もあります。
4.3.1.ヨクイニンエキス錠SH
「新日本製薬の生薬 ヨクイニンエキス錠SH」は、からだの内側から肌を整える医薬品です。古くからイボや肌荒れ改善に用いられてきた生薬「ヨクイニン」のエキスを抽出し、配合しています。
ヨクイニンは、肌荒れの緩和を手助けします。1日3回、1回2錠の服用で手軽に続けられるため、気になる方はチェックしてみてください。
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4.4.睡眠の質を高める
肌荒れしにくい健康的な肌をめざすには、睡眠の質を高めることも重要です。
肌のターンオーバーやコラーゲンの生成を促す成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されます。つまり、寝不足や質の悪い睡眠は成長ホルモンの分泌低下を招き、ターンオーバーが乱れる原因になるのです。
睡眠の質を高める方法には、次のものがあります。
- ・日中に意識して体を動かす
- ・冬の室温は18度を下回らないようにする
- ・寝る直前はスマートフォンを使用しない
- ・起きたら朝日を浴びて体内時計を整える
上記を意識して睡眠の質を高め、1日6時間以上は寝るようにしましょう。
05.まとめ
春は、花粉や黄砂、寒暖差といった原因で肌荒れが起きやすい季節です。
肌のバリア機能が低下すると、肌の乾燥やかゆみ、赤み、ニキビなどの肌トラブルが発生するため、毎日のスキンケアでは摩擦防止や保湿を意識すると良いでしょう。
必要に応じて、摩擦を抑えられて保湿効果が期待できるオールインワンタイプの化粧品も活用してみてください。
その他、マスクや帽子でアレルゲン・紫外線対策をする、ターンオーバーを正常化するために必要な栄養素を摂るなどの工夫もしながら、肌荒れに負けない肌をめざしましょう。