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夏の汗の「困った」を解決!
2024.07.01

だらだら流れない、におわせない! 夏の汗の
「困った」を解決!

いよいよ夏本番。暑い季節になると、汗やにおいが気になる人も多いのではないでしょうか。
体温が上がると汗がでるのは、汗が皮膚の上で蒸発するときに、身体の表面の熱を奪って冷やすため。汗のこうした働きで体温は一定に保たれ、健康維持に重要な働きをしています。また、汗の成分には天然保湿因子が含まれます。これらは水分とともに蒸発せずに、角質に浸透して肌の乾燥を防ぐ作用があり、汗をかかない人はドライスキンになりかねません。
それでも、顔や脇にはあまり汗をかきたくありませんよね。特に脇の下は汗をかきやすいことに加え、体温調節にあまり関係のない体臭の元になる汗腺が多く、においにも注意が必要です。
発汗は止めることができませんが、ある程度自分でコントロールすることはできます。自分に合う対処法を見つけて、夏を快適に過ごしましょう。

01.だらだら汗をストップする3つのポイント

ポイント1

汗に効くツボを押す

汗に効くツボ

①顔汗に「極泉」

左右の脇の下のくぼみのあたりを反対の手の親指で5~10秒、それぞれ3回ほど。または親指以外の4本の指で指圧します。

②顔や脇の汗に「大包だいほう

脇の下、みぞおちから横にずらしたあたりを親指で数秒刺激します。

③脇汗に「屋えい」

両乳首から3~5㎝上にあり、左右同時に親指で3秒ほど押します。3セット続けましょう。

④多汗に「労宮ろうきゅう

手のひらの中央よりやや親指寄りを5秒ほど強く押して、ゆっくり離すを5回繰り返します。「労宮」は両手にありますので、両方とも行いましょう。

ポイント2

リンパを冷やす

リンパ節や太い血管がある「首の後ろ」「脇の下」「太ももの付け根」「ひざ裏」を保冷剤や冷たいペットボトルで冷やしましょう。

リンパを冷やす
ポイント3

制汗剤を使う

汗の出口をふさぐ等で汗の発生そのものを抑制する制汗成分。汗をかいた後では流れ落ちてしまうため、汗をかく前に使うと効果的です。

制汗剤を使う

02.においが気になるときの対処法&予防

① 汗を拭くときは濡れタオルで

乾いたタオルでは取りきれない汗による雑菌や皮脂を絡め取り、においの元を拭き取ることができます。

汗を拭くときは濡れタオルで

② 機能性インナーを活用

吸水性や放湿性の高い機能性インナーは強い味方。特にウールやシルク素材は雑菌の繁殖を防ぎ、防臭効果も抜群です。

機能性インナーを活用

③ 抗酸化作用のある食べ物

毎日の食生活に、緑黄色野菜や大豆食品、玄米など抗酸化成分を含んだ食品をプラスしましょう。

抗酸化作用のある食べ物

④ お風呂で発汗する

岩盤浴のようにじんわり汗をかくと塩分濃度の低い「いい汗」をかけます。自宅では約42℃のお湯に手首と足首をつけて10~15分温浴する「手足高温浴」で同じような効果が期待できます。

お風呂で発汗する
BeautyPoint

サラサラした「いい汗」をかくことが大切です

汗腺機能が正常な人の汗は、無味無臭で乾きやすく、小粒で水のようにサラサラしています。こうした「いい汗」をかくためにも発汗機能を高める食事や入浴、適度な運動を心掛け、体温調整能力を向上させる身体づくりをめざしましょう。

※参考文献:『汗はすごい 体温、ストレス、生体のバランス戦略』(筑摩書房) 菅屋潤壹、『いつまでも健康でいるための体のツボの大地図帖』(マガジンハウス)

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