
中性脂肪の基準値はどれくらい?中性脂肪の役割や高い場合のリスクについて
中性脂肪の基準値は、一般的に空腹時採血で30〜149mg/dLとされています。数値が高いと健康への影響が生じる可能性があるため、日ごろの生活習慣を見直すことが大切です。
この記事では、中性脂肪の基準値や数値が高い場合のリスク、数値を下げるための対策などを解説します。健康診断で中性脂肪の高さが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
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中性脂肪の基準値は、一般的に空腹時採血で30〜149mg/dLとされています。数値が高いと健康への影響が生じる可能性があるため、日ごろの生活習慣を見直すことが大切です。
この記事では、中性脂肪の基準値や数値が高い場合のリスク、数値を下げるための対策などを解説します。健康診断で中性脂肪の高さが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
01.中性脂肪の役割
中性脂肪とは、「トリグリセライド(TG)」とも呼ばれる、血液中に含まれる脂肪成分の一種です。体内の脂質のうち9割を占めており、その他には「コレステロール」「リン脂質」「遊離脂肪酸」などの脂肪成分があります。
中性脂肪の主な役割は、以下のとおりです。
- ・糖質が不足した際のエネルギー源となる
- ・脂溶性ビタミンや必須脂肪酸の吸収をサポートする
- ・体温を維持する
- ・内臓を衝撃から守る
- ・臓器の位置を安定させる
このように、中性脂肪は生命活動に欠かせない重要な成分といえます。ただし、食べすぎや運動不足などの生活習慣により余分な中性脂肪が増えると、皮下脂肪や内臓脂肪として身体に蓄積されてしまいます。
参照:厚生労働省「中性脂肪 / トリグリセリド」
参照:厚生労働省「脂質異常( コレステロールなど)」
02.中性脂肪以外の血中脂質について


ここでは、中性脂肪以外の血中脂質の特徴や役割を紹介します。
2.1.コレステロール
コレステロールは、細胞膜やホルモン、胆汁酸をつくるための材料となる成分です。体内のコレステロールのうち、2〜3割が体外から吸収され、残りの7〜8割は肝臓などで合成されます。
コレステロールは、大きく2つに分かれており、それぞれ以下の役割があります。
- ・LDLコレステロール:肝臓でつくられたコレステロールを全身に運ぶ
- ・HDLコレステロール:血管壁に蓄積されたコレステロールを肝臓に運ぶ
LDLコレステロールは体内にコレステロールを蓄積するため、「悪玉コレステロール」と呼ばれます。一方、HDLコレステロールは余ったコレステロールを回収するので、「善玉コレステロール」といわれています。
参照:厚生労働省「コレステロール」
2.2.リン脂質
リン脂質は、細胞膜をつくるうえで欠かせない成分です。細胞膜は、リン脂質が二重の層を形成し、急な気候の変化から身体を守る役割を果たしています。
また、リン脂質は血液中で脂肪が運搬・貯蔵される際にタンパク質と結合し、生命活動に必要な情報を伝える物質としても働いています。
2.3.遊離脂肪酸
遊離脂肪酸は、脂肪組織から血液中に流れ出し、エネルギー源として利用される成分です。
脂質の主要な構成要素の一つで、中性脂肪・コレステロール・リン脂質の構成に関わっています。
03.中性脂肪の基準値はどれくらい?
中性脂肪の基準値は、一般的に空腹時採血で30〜149mg/dLとされています。そのため、空腹時採血で150mg/dL以上の方は、中性脂肪の数値が高いといえるでしょう。
血中中性脂肪が気になる方には、エラグ酸とGABAという2種類の機能性関与成分を配合した「Wの健康青汁」がおすすめです。
「Wの健康青汁」に含まれるエラグ酸は、肥満気味の方の体重・体脂肪・血中中性脂肪の減少をサポートします。血中中性脂肪の数値が高めでお悩みの方は、ぜひ生活習慣に取り入れてみてください。
参照:厚生労働省「脂質異常症」
04.中性脂肪の数値が高いことで起こるリスク
中性脂肪の数値が基準値よりも高いことは、血液中に中性脂肪が過剰に存在している状態を意味します。この状態が続くと、血液中の中性脂肪がエネルギーとして消費しきれずに余り、体脂肪として身体に蓄積されます。
体脂肪が増えて肥満が進むと身体への負担が増し、さまざまな病気につながる可能性があるでしょう。
例えば、中性脂肪の数値が高い肥満の方は、肥満でない方と比べて血圧が高くなりやすい傾向があります。これは、中性脂肪の増加によって血液の粘度が高まり、血管への負担が増すためです。
このように中性脂肪の上昇は、肥満や高めの血圧といった健康リスクを増加させる要因となります。
関連記事:「体脂肪を減らす・体脂肪率を下げる方法7選!健康をサポートする商品についても紹介」
参照:厚生労働省「中性脂肪 / トリグリセリド」
参照:厚生労働省「肥満と肥満症」
05.中性脂肪の数値は低すぎても良くない?
中性脂肪については、数値が高いことばかりが注目されがちですが、実は低すぎる場合も注意が必要です。
中性脂肪の数値が基準を下回ると、体内のエネルギーに余裕がない状態となり、身体にさまざまな影響が現れます。例えば、身体が疲れやすくなり、十分な休憩を取っても回復しにくくなることがあります。
また、中性脂肪は体温調整にも関わっているため、数値が低すぎると体温の低下や手足の冷えなどの問題が生じる可能性もあるでしょう。
このような状態を避けるには、中性脂肪の数値を適切な範囲に保つことが大切です。極端な食事制限によるダイエットや過度な運動は控え、健康的な生活習慣を心掛けましょう。

06.中性脂肪の数値が高くなる原因や下げる方法
中性脂肪の数値が高くなる原因はさまざまですが、基本的には生活習慣を見直すことが数値の改善に効果的です。ここでは、中性脂肪が増える主な原因と数値を下げる方法を紹介します。
6.1.数値が高くなる原因
中性脂肪の数値が高くなる主な原因は、以下のとおりです。
- ・カロリーの過剰摂取
- ・糖質や脂質の摂りすぎ
- ・飲酒量の多さ
- ・運動不足
食べすぎによってカロリーが過剰になると、エネルギーが余って中性脂肪がたまりやすくなるため、注意が必要です。特に、お菓子や甘い飲みものに多く含まれる糖質や、脂っこい食事に多い脂質を摂りすぎると、中性脂肪が増えやすくなります。
また、アルコールの摂取により肝臓での中性脂肪の合成が促進されるため、飲酒量が多いことも中性脂肪の増加につながります。
運動不足も中性脂肪の数値が上がる大きな要因です。十分な運動ができていないと、体内に蓄えられたエネルギーを消費できず、中性脂肪がたまっていきます。
ただし、健康的な食生活や運動習慣を身につけていても、遺伝的要因で中性脂肪が高くなる場合もあります。
参照:厚生労働省「脂質異常症」
参照:厚生労働省「脂質異常( コレステロールなど)」

6.2.数値を下げるためにできること
中性脂肪が基準値を超えている場合は、原因を把握し、現状に合った対策を取ることが大切です。主な原因別で考えられる対策は以下のとおりです。
中性脂肪の数値が高くなる原因 | 対策 |
---|---|
カロリーの過剰摂取 |
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糖質や脂質の摂りすぎ |
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飲酒量の多さ |
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運動不足 |
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このように中性脂肪の数値を下げるには、食事や運動習慣の改善が有効です。
また、肥満気味の方の血中中性脂肪の減少をサポートしてくれる成分が含まれた飲み物の活用もおすすめです。忙しい日常のなかでも手軽に始めやすいため、無理なく生活習慣に取り入れられます。
なお、高めの中性脂肪を下げる方法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
07.血中中性脂肪ケアにWの健康青汁を取り入れよう!


「Wの健康青汁」は、エラグ酸とGABAの2つの成分を配合した機能性表示食品です。エラグ酸には、肥満気味の方の体重や体脂肪、血中中性脂肪の減少をサポートする働きがあります。
また、GABAには、高めの血圧を下げる機能があることが報告されています。そのため、体脂肪や血中中性脂肪だけでなく、高めの血圧が気になる方にもおすすめです。
飲みやすさの面でも工夫されており、少量の水(約100ml)でもすぐに溶け、なめらかな口あたりで続けやすいのが特徴です。1回分を個包装したスティックタイプのため、自宅はもちろん外出先でも手軽に飲めます。
血中中性脂肪や高めの血圧のケアとして、毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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08.まとめ
中性脂肪の基準値は、空腹時採血で30〜149mg/dLとされています。健康診断でこの基準値を超えている場合、体内に中性脂肪が余っており、皮下脂肪や内臓脂肪として身体に蓄積されやすい状態です。
肥満はさまざまな健康リスクを高める要因となるため、中性脂肪の数値を下げることが重要です。
数値の改善には、食生活の見直しや血中中性脂肪の減少をサポートする成分が入った飲料の活用など、できることから少しずつ取り入れてみましょう。