
身体の中から潤いを♪
肌が喜ぶコラーゲンレシピ
冬は特に肌の乾燥が気になる…という方にぜひ取り入れてほしいのが、コラーゲン豊富な食材を使った食事です。コラーゲンはたんぱく質の一種で、肌や骨をつくってくれる大切な栄養素の一つ。体内のコラーゲンは加齢とともに減少し、生成されにくくなっていきますので、食事から積極的に摂取しましょう!
01.コラーゲンに関する Q & A
Qコラーゲンを摂取すると良いことは?
Aコラーゲンは全身のたんぱく質の約30%を占めるたんぱく質のこと。コラーゲンを摂ると肌・髪・爪にも良い影響をもたらします。
Qコラーゲンはどんな食材に多く含まれているの?
A動物性食品に多く、肉類では特に内臓やすじに多く含まれます。
〈肉類〉
牛すじ、豚白モツ、鶏なんこつ、鶏砂肝、鶏の手羽元、手羽先、鶏もも肉、豚レバー、ソーセージ、豚肉など
〈魚介類〉
ふかひれ、ハモの皮、うなぎ、鮭(皮付き)、しらす干し、ブリ(皮付き)、エビ、イカなど
〈その他〉
ゼラチン
Qコラーゲンを摂る際のポイントは?
Aコラーゲンは体内で再合成する際、ビタミンCと鉄分を必要とするため、これらと一緒に摂取することで効率良くコラーゲンをつくりだすことができます。またイソフラボンと一緒に摂ることで、コラーゲンの生成を促し、シミ予防、シワの改善が期待できます。食べてすぐに効果がでるわけではないのでこまめに摂り続けましょう。


ヘルシー料理研究家
中元 千鶴さん
食生活アドバイザー、サプリメントアドバイザー、野菜ソムリエの資格を持ち、低カロリー&減塩、野菜たっぷりの「食べてやせるダイエット」を実践。テレビや雑誌等のメディア出演、多数。著書に『やってはいけない!間違った調理法』(C&R研究所刊)など。
02.簡単コラーゲンレシピ

身体の中から温まる身近な食材で本格韓国料理手羽先でつくる簡単サムゲタン風スープ
サムゲタンは丸鶏の中に高麗人参やもち米を詰めて煮込む韓国の伝統料理。手羽先を使ってコラーゲンとうまみたっぷりの簡単サムゲタン風スープにアレンジ!
作り方
- ゴボウは洗って1cmのななめ切り、長ねぎは白いところをななめ切り、緑色のところを輪切り、ショウガは皮付きのまません切り、ニンニクは薄切りにし、玄米は軽く洗って水を切る。
- 鍋に1のゴボウ、長ねぎの白いところ、ショウガ、ニンニク、玄米を入れ、水、手羽先、甘栗、なつめ、〈A〉を入れて強火にかけ、沸騰したらふたをして弱火で60分(手羽先がやわらかくなるまで)煮る。
- 味をみて、薄かったら鶏ガラスープの素(分量外)を足して味を調え、クコの実、松の実、1の長ねぎの緑色のところを入れてひと混ぜしたら火を止め、器に盛り、黒こしょうをかける。
コラーゲン(手羽先・鶏ガラスープの素)、ビタミンC(長ねぎ・ニンニク)、鉄分(手羽先・ゴボウ・ショウガ・クコの実・甘栗・玄米・長ねぎ)
※甘栗、なつめ、クコの実、松の実は、なければ入れなくてもOKです。
※コラーゲンスープの素を使えばより簡単に、短時間でつくれます。

コラーゲン豊富な牛すじを使ったご飯が進む煮込み料理牛すじと大根の味噌煮込み豆腐
扱いが難しそうなイメージのある牛すじですが、コトコト煮込むだけ。砂糖の代わりにタマネギをたっぷり入れて甘味を引きだすのがポイント。うどんにかけても美味しいです。
作り方
- 昆布を鍋に入る長さにはさみで切り、牛すじ、酒、水を入れて火にかけ、沸騰したら15分くらいゆでる。
- タマネギは薄切り、大根は皮付きのまま厚さ7~8mmいちょう切り、こんにゃくはスプーンで一口大に切り、ショウガは皮付きのまません切りにする。
- 1の鍋から牛すじと昆布を取りだし、牛すじは食べやすい大きさに切り、昆布はせん切りにして鍋に戻し、2を入れて強火にかけ、沸騰したら落としぶたをして、ふたをして弱火で1時間煮る。
- 〈A〉を入れてさらに1~2時間、牛すじがとろとろになるまで煮て(火を止めて少し冷まし、再び火にかける作業を数回繰り返すと早く味がしみる)、八つ切りにした豆腐を入れ、10分ほど煮詰めて味をしみ込ませる。
- 4を器に盛り、小口切りにした青ねぎをたっぷりかける。
コラーゲン(牛すじ)、ビタミンC(大根・青ねぎ・昆布)、鉄分(豆腐・ショウガ・昆布)、イソフラボン(豆腐)
※圧力鍋を使えば加圧30分で牛すじがとろとろになります。
※卵を添えても美味しいです。

コラーゲンの働きをサポートしてくれる食材のコラボ鮭とブロッコリーの豆乳グラタン
旬の鮭を使った寒い季節におすすめの熱々グラタン。鮭には抗酸化作用の強いアスタキサンチンがたっぷりで、コラーゲンやビタミンCとともに美肌をサポートします。
作り方
- ボウルに豆乳、鶏ガラスープの素、ホワイトペッパーを入れ、薄力粉を茶こしでふるい入れて、ダマにならないようにしっかり混ぜる。
- タマネギは薄切り、ブロッコリーは小房に分け、茎はかたい皮だけ取り除き、1cm角に切る。鮭は一口大に切り、骨を取り除く。
- フライパンに2のタマネギ、ブロッコリーの茎、〈A〉を入れて中火で炒め、タマネギがしんなりしたら鮭、残りのブロッコリーを入れて、ふたをして弱火で10分蒸し焼きにする。
- ふたを開けて具材を端に寄せ、1を茶こしでこしながら入れて、混ぜながら中火で加熱し、沸騰してとろみがついたら弱火にして具材とからめて火を止める。
- 耐熱皿に入れ、チーズ、パン粉の順にのせ、オーブントースターで5~10分、キツネ色になるまで焼く。
コラーゲン(鮭)、ビタミンC(ブロッコリー)、鉄分(鮭、ブロッコリー、豆乳、チーズ)、イソフラボン(豆乳)、カルシウム(チーズ)

お酢のクエン酸でミネラルの吸収を高め
さっぱり美味しく食べられる一品かぶのじゃこえび炒め
コラーゲンたっぷりのちりめんじゃこと桜えびで、旬のかぶとかぶの葉をさっと炒めた簡単スピードおかず。かぶの葉は栄養の宝庫なので、捨てずに一緒に炒めて使い切るのがおすすめ。
作り方
- かぶの葉は長さ2~3cmに切り、根は皮付きのまま厚さ2mmのいちょう切りにする。
- フライパンにちりめんじゃこ、桜えび、〈A〉、1を入れて強火で炒め、かぶの葉がしんなりして水気がなくなったら火を止め、いりごまを混ぜて器に盛る。
コラーゲン(ちりめんじゃこ・桜えび)、ビタミンC(かぶ・かぶの葉)、鉄分(ちりめんじゃこ・桜えび・かぶ・かぶの葉・ごま)、クエン酸(酢)

ビタミンCと鉄分がコラーゲンの生成をサポートみかんとあんずの美肌ゼリー
旬のみかんの果汁を搾って、あんずジャムと一緒にゼラチンでかためたオレンジ色がきれいなゼリー。オレンジジュースを使うとより手軽につくれます。
作り方
- みかんの果汁を搾り、そのうち140mlに粉ゼラチンをふり入れて10分ほどふやかし、残りのみかん果汁とあんずジャムを小鍋に入れ、あんずの実をつぶしながら混ぜる。
- 粉ゼラチンを入れたみかん果汁を鍋に入れて、混ぜながら中火にかけ、沸騰前(70~80℃)に火を止めてゼラチンを溶かし、器に注いで冷蔵庫で冷やし固める。
コラーゲン(ゼラチン)、ビタミンC(みかん)、鉄分(あんずジャム、みかん)
03.鶏手羽元からつくる
コラーゲンスープの素の作り方!
コラーゲン豊富な手羽元と鶏ガラスープの素でつくる、コラーゲンとうまみたっぷりのスープの素。スープはもちろん、鍋や小籠包など、さまざまな料理にアレンジできるので、時間があるときにまとめてつくって常備しておくと、すぐに使えて便利です。

-
長ねぎは小口切り、ショウガは皮付きのまません切り、ニンニクは薄切り、昆布ははさみで細切りにする。
-
鍋に1、手羽元、〈A〉、水を入れて火にかける。
-
沸騰したらふたをして弱火で手羽元がやわらかくなるまで約60分煮る。
-
粗熱が取れたら鍋から手羽元を取りだして身をほぐし、身だけ鍋に戻す。スープの味は薄めなので、食べるときに味を調える。
コラーゲン(手羽元・鶏ガラスープの素)、ビタミンC(長ねぎ・ニンニク・昆布)、鉄分(手羽元・昆布・ショウガ・長ねぎ)
保存方法











