
シワができる主な原因とは?種類や対策・改善方法まで徹底解説
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シワには、肌の乾燥や摩擦、紫外線、加齢など、さまざまな要因があります。シワを目立たなくする、シワができないよう予防するためには、シワの原因に合った適切なケアをすることが大切です。
本記事では、シワの種類や原因、対策、シワができてしまったときの改善方法について解説します。ふっくらとしたハリのある肌を手に入れられるよう、ぜひ最後までご覧ください。
01.シワにはどんな種類がある?
シワの種類は主に、以下の4つに分けられます。
- ・小ジワ(ちりめんジワ)
- ・たるみジワ
- ・真皮ジワ
- ・表情ジワ
それぞれ詳しく解説します。
1.1. 小ジワ(ちりめんジワ)
小ジワはちりめん状にできる小さいシワで、目の下や目尻などに細かく発生します。肌の乾燥や紫外線のダメージ、目元を擦るなどの摩擦が原因となります。
肌の乾燥状態が続くと若い方でも小ジワが目立ちやすくなる場合があるため、注意が必要です。
1.2. たるみジワ
たるみは、加齢によって肌の弾力やハリが低下し、シワになった状態を指します。加齢でコラーゲンやエラスチンといった肌のハリを保つ成分が減ることなどが原因です。
目の下や口元、首の下などによくみられ、老けて見える原因にもなります。
1.3. 真皮ジワ
真皮ジワは、肌の奥にある真皮にまで深く刻まれたシワです。小ジワと比べてくっきりとしたシワで、目の下や目元、まぶた、おでこ、首、頬など顔全体にみられます。
真皮ジワができるのは、加齢などで真皮にある線維芽細胞(せんいがさいぼう)が減少したり、ダメージを受けて働きが鈍くなることが主な原因です。線維芽細胞は、肌の弾力やハリを生み出すコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの成分を生み出す役割があります。
1.4. 表情ジワ
表情ジワは、笑顔や怒り顔など表情の変化によって刻まれ、元に戻らなくなったシワです。口元やおでこ、眉間によくみられます。
加齢と共に肌の弾力が減少するため、皮膚が元の状態に戻る力が弱まり、シワとして残ってしまう状態です。
02.シワができる原因はさまざま
ここまで説明したように、シワができる原因はさまざまであり、複数の原因が重なって発生します。主な例としては、以下の6つが挙げられます。
- ・乾燥
- ・摩擦
- ・加齢
- ・紫外線
- ・表情のクセ
- ・生活習慣
それぞれ詳しく見ていきましょう。
2.1. 乾燥
季節や気温の変化により乾燥しやすい環境にいると、肌の水分や皮脂が減少し、シワができやすくなります。気温の低い冬や湿度の低い環境などは、特に注意が必要です。
また、間違ったスキンケア方法は肌の乾燥を招き、バリア機能を低下させます。洗顔や入浴後の保湿が足りない場合は、肌の水分が蒸発しやすく、シワの原因になります。
肌のバリア機能を保ってシワを防ぐためにも、肌が乾燥しないうちに保湿をしっかり行うことが大切です。
2.2. 摩擦
洗顔やマッサージなどで肌を必要以上に擦りすぎてしまうと、摩擦によって肌のバリア機能が低下して、小ジワや表情ジワが出現しやすくなります。
力を入れたクレンジングや顔のマッサージを過剰に行う習慣があると、皮膚が摩擦によるダメージを受けやすく、シワの原因につながるのです。
その他、目を擦る癖がある方なども無意識に目元を擦ってしまうことで、目尻のシワにつながる場合があります。
2.3. 加齢
加齢によって、肌の弾力を作りだすコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少すると、肌がたるみやすくなりシワの発生につながります。
特に、更年期などに女性ホルモンが減少すると、コラーゲンやエラスチンの生成に関わるエストロゲンの分泌量が少なくなります。結果として、肌のハリを保つのが難しい状態になるのです。
2.4. 紫外線
皮膚は紫外線の影響で、多くの分解酵素をつくり出します。それによって、肌の弾力を生み出すコラーゲンやエラスチンの減少につながり、シワができやすくなります。また、紫外線は肌のバリア機能にダメージを与えることで乾燥も招くため、乾燥によるシワの原因にもなります。
特に、紫外線のダメージが肌に蓄積されると、小ジワが目立ちやすくなります。日やけ止めを使用するなど、日ごろからの紫外線対策が重要です。
2.5. 表情のクセ
普段からの何気ない表情のクセがシワの発生につながる場合もあります。
表情のクセには、以下のようなものがあります。
- ・眉間にシワを寄せる
- ・目を大きく見開く
肌が乾燥状態などでダメージを受けているときに表情のクセが続くと、シワが発生しやすいため、注意が必要です。
2.6. 生活習慣
生活習慣に乱れがある場合は、肌のターンオーバー(新陳代謝)の周期が乱れて、シワができやすくなります。
生活習慣の乱れの例は、以下のとおりです。
- ・十分な睡眠が取れていない
- ・普段の姿勢が悪い
- ・無理なダイエットで栄養が不足している
- ・喫煙やアルコール摂取の習慣がある
特に睡眠時は、肌の再生を促す成長ホルモンが分泌する時間です。質の良い睡眠が取れていないと、肌の弾力やハリを維持するコラーゲンの生成が低下します。
また、スマートフォンの操作など長時間同じ姿勢をとっていると、首に負荷がかかり、フェイスラインにたるみが生じるなどの原因で、シワができやすくなります。
03.シワができやすい部位
シワができやすい部位は、以下の4箇所です。
- ・おでこ・眉間
- ・目元
- ・口元
- ・首
シワができやすい部位ごとに、原因やシワの種類、人に与える印象を詳しく解説します。
3.1. おでこ・眉間
おでこや眉間は、紫外線や加齢などによる乾燥が原因で小ジワができやすくなります。また、びっくりしたときにおでこを動かすなど、表情のクセが影響するため、表情ジワもできやすい箇所です。
おでこや眉間のシワが目立ちすぎると、年齢よりも老けた印象や不機嫌な印象を持たれやすくなります。
3.2. 目元
目元の皮膚は他の部位と比べて薄く、皮脂も少ないため、小ジワができやすい箇所です。目元は乾燥に弱く、紫外線や摩擦のダメージを受けやすくなります。
長時間のパソコンやスマートフォンの操作などで目を使いすぎている場合、血行不良になり肌の代謝が低下することで、シワができやすくなります。目を擦るクセがある、強い力でクレンジングをするなどの摩擦や刺激もシワを招く原因です。
また、睡眠不足は肌の再生に必要な成長ホルモンの分泌を阻害します。肌のハリを維持するコラーゲンの減少につながるため、シワができやすくなるのです。
目元のシワが目立つ方は、老けた印象や疲れた印象を持たれやすくなります。
3.3. 口元
口元は、表情ジワや真皮ジワ、小ジワができやすい部位です。良く笑う方は、口元に深い表情ジワが残りやすくなります。
また、加齢が原因でコラーゲンなどが減ると、真皮ジワのように深いシワが目立ちやすくなります。乾燥が原因で小ジワになる場合もあるため、注意が必要です。
口周りのシワが目立つと、見た目に老けや疲れの印象が加わるだけでなく、不機嫌そうで近づきにくいといった印象をもたれる可能性があります。
3.4. 首
首は、顔と比べて皮膚が薄く小ジワやたるみジワができやすい部位です。顔と比べて保湿を忘れがちになるため、乾燥や紫外線のダメージの影響を受けやすくなります。
また、加齢によってハリが低下することや、下向きの姿勢が長時間続いたりするのも、首のシワになる原因です。
首にシワがある方は、実年齢よりも老けた印象を持たれる場合があります。
04.シワになる前にできる対策方法
シワになる前にできる対策方法は、主に以下の5つが挙げられます。
- ・ジェルやクリームや美容液など保湿ケアを徹底する
- ・肌に摩擦を与えない
- ・紫外線対策をする
- ・ストレスを発散する方法を見つけておく
- ・生活習慣を見直す
それぞれ詳しく解説します。
4.1. ジェルやクリームや美容液など保湿ケアを徹底する
乾燥で肌の水分が奪われると、肌のバリア機能が低下してシワが目立ちやすくなります。乾燥を防ぐためには、日常のスキンケアにジェルやクリーム、美容液などを取り入れた保湿を徹底しましょう。
洗顔や入浴後は肌の水分がみるみるうちに蒸発するため、水分を拭き取った後はすぐに保湿し、乾燥から肌を守りましょう。
また、肌にハリや潤いを与えるには、多くの水分を蓄えるヒアルロン酸や、セラミドなどの成分が入った化粧品が効果的です。保湿効果のある成分が含まれたジェルや化粧水、クリームを選び保湿ケアを徹底しましょう。
4.2. 肌に摩擦を与えない
シワを予防するためには、普段の洗顔時やマッサージの際などに、肌に摩擦を与えないことが重要です。力を入れて擦るように摩擦を与えると、肌のバリア機能が低下してしまいます。
しっかりと泡立てた洗顔料で優しく洗顔する、擦らないようにやさしくタオルを押し当てながら水分を拭き取るなど、普段から摩擦を与えないように心掛けましょう。
4.3. 紫外線対策をする
紫外線によって肌の組織が傷つくとシワの発生につながるため、日ごろからの紫外線対策が大切です。外出時には日やけ止めをこまめに塗ることはもちろん、日傘や帽子を活用して紫外線から肌を守りましょう。
また、紫外線は曇りの日や室内でも皮膚に届きます。晴れている日以外にも注意して、紫外線対策を講じることが重要です。
4.4. ストレスを発散する方法を見つけておく
ストレスがたまると肌のターンオーバーが乱れて、シワができやすくなります。そのため、自分なりのストレスを発散する方法を見つけることが重要です。
手軽にできるストレスの発散方法は、以下のとおりです。
- ・普段から深呼吸を取り入れる
- ・ストレッチで体の血流を促す
- ・アロマやお香を炊く
- ・1日の終わりに湯船に浸かってリラックスする
- ・カラオケや旅行など、意識的に趣味の時間を確保する
ストレスには、仕事や対人関係などさまざまな要因があります。深呼吸や軽いストレッチを取り入れ、心と体の緊張をほぐしてリラックスをしましょう。
また、部屋でアロマやお香を炊いて好きな香りでリラックスする時間を確保するのも良いでしょう。普段お風呂はシャワーですませている方は、ゆっくりと湯船に浸かってみるのも効果的です。
カラオケで大声を出す、旅行にいってリフレッシュする時間をとるといった方法もストレスを発散する方法として最適です。普段の生活に取り入れやすいストレス発散方法を見つけて試してみてください。
4.5. 生活習慣を見直す
食事や睡眠などの生活習慣によってシワができる場合もあるため、生活習慣を見直す必要があります。特に、栄養バランスが偏った食事や睡眠不足はシワを招く原因です。
肌細胞(真皮にある線維芽細胞)の生成や回復に必要なタンパク質、ビタミンなどを食事にバランス良く取り入れることが大切です。外食ばかりだとどうしても野菜が少なくなりがちなので、できるだけ自炊も検討してみましょう。
また、入眠してから約3時間後に肌の再生を促す成長ホルモンが分泌されるため、睡眠時間はしっかり確保する必要があります。
睡眠の質を上げるためにも「起床と就寝時間を一定にする」「就寝する直前にテレビやスマートフォンを見ない」などを心掛けることが大切です。
05.シワができてしまったときの改善方法
シワができてしまったときには、主に以下の4つの改善方法が挙げられます。
- ・マッサージや表情筋のトレーニングを行う
- ・紫外線対策を徹底する
- ・サプリメントを取り入れる
- ・シワ対策に役立つ美容液やクリームを使う
それぞれ詳しく解説します。
5.1. マッサージや表情筋のトレーニングを行う
マッサージやトレーニングで表情筋を鍛えると、血流が良くなり老廃物の排出に役立ちます。シワやたるみの改善が期待できるため、日ごろの生活に取り入れてみましょう。
例えば、「ア、イ、ウ、エ、オ」と大きく口を動かすなど、手軽なエクササイズから試してみるのがおすすめです。口周りの筋肉を使っていることを意識しながら行いましょう。
ただし、過度なトレーニングは筋肉痛や新たなシワを引き起こす可能性があります。表情筋を動かしすぎると真皮などの組織がダメージを受け、肌のたるみにつながる場合があるため、注意が必要です。
5.2. 紫外線対策を徹底する
シワができる前はもちろん、シワができてしまった後も、紫外線対策は欠かせません。紫外線対策をしないままでいると、肌へのダメージがさらに積み重なり、シワが深刻化する可能性があります。
まずは、外出する際は必ず日やけ止めを塗ることや、帽子、日傘を活用した紫外線対策を基本にしましょう。紫外線は1年を通して降り注いでいます。そのため、いま以上に深刻化させないためには、季節問わず日焼け止めを塗ることや、塗り直しをこまめに行うこと、短い時間の外出でも紫外線に注意するようにしましょう。
5.3. サプリメントを取り入れる
生活習慣の見直しが難しい、足りない栄養素を食事で補うのが難しいといった場合には、サプリメントなどの栄養補助食品を活用することもおすすめです。
サプリメントであれば、ビタミンCやコラーゲンなどの栄養素を効率的に摂取できます。
ただし、コラーゲンやビタミンを健康的に摂取するには、バランスの良い食事が欠かせません。1日3食の食事を中心に、不足しがちな栄養素をサプリメントで補いましょう。
また、サプリメントには決まった摂取量があります。摂取のしすぎは体への負担につながる可能性があるため、商品に記載の摂取量を目安に活用することが大切です。
5.4. シワ対策に役立つ美容液やクリームを使う
シワを目立たなくするためには、シワ対策に適した成分を配合した美容液やクリームの使用も効果的です。
シワ対策に役立つ成分には「ビタミンPP」や「ナイアシンアミド」などがあり、シワの改善効果が確認されています。普段の美容液やクリームをシワ対策用に変えればいいため、手軽に習慣化できるのがメリットです。
06.シワの改善や美白(※)に有効な成分「ビタミンPP」「ナイアシンアミド」
シワの改善や美白(※)に有効な成分の例としては「ビタミンPP」や「ナイアシンアミド」があります。
「ビタミンPP」や「ナイアシンアミド」は、美白(※)有効成分として入れられている成分です。
コラーゲンの生成を促す働きがあり、真皮にできたシワを目立たなくする効果があります。また、メラニンの生成を抑制し、シミ・ソバカスを防ぐ美白(※)効果も期待できます。
さらに、コラーゲンの合成を促進する働きから、シワの改善にもつながる成分です。
シワが気になる方は、「ビタミンPP」や「ナイアシンアミド」が含まれる製品の利用を検討してみましょう。
(※)メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
07.オールインワンジェルやセラムでシワの対策・改善を!
シワの予防・改善に向けた選択肢の一つが、有効成分「ビタミンPP」が含まれたオールインワンジェルやセラムです。
ここでは、パーフェクトワンの商品を詳しく紹介します。
- ・薬用リンクルストレッチジェル
- ・薬用リンクルストレッチセラム
真皮にできたシワの改善を行いたい方におすすめの商品です。
それぞれ詳しく紹介します。
7.1. 薬用リンクルストレッチジェル
「薬用リンクルストレッチジェル」は、「ビタミンPP」と「プロビタミンB5」(※1)が含有された薬用オールインワンジェルです。
有効成分「ビタミンPP」が真皮のシワの改善や美白(※2)ケアの両方にアプローチします。さらに「プロビタミンB5」が肌荒れを防止し、健やかな肌へと導きます。
真皮のシワにアプローチするため、目元や口元、首などのシワにお悩みの方には特におすすめです。シワ改善に加えて美白(※2)ケアを毎日取り入れたい方にも向いています。
「化粧水」「乳液」「クリーム」「美容液」「パック」「化粧下地」に加え、「ネッククリーム」としても使用できるので、ぜひお試しください。
(※1) D-パントテニルアルコール(有効成分)
(※2)メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
おすすめアイテム
![薬用リンクルストレッチジェル[医薬部外品]](https://www.shinnihonseiyaku.co.jp/contents/shop/sns/img/goods/S11086_1.jpg)
7.2. 薬用リンクルストレッチセラム
「薬用リンクルストレッチセラム」は、薬用リンクルストレッチジェルと同様に「ビタミンPP」と「プロビタミンB5(※1)」を配合しており、真皮のシワの改善や美白(※2)効果が期待できます。
プッシュタイプで使いやすく、肌にすっと馴染むみずみずしいテクスチャーが魅力です。
(※1)D-パントテニルアルコール
(※2)メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
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08.まとめ
シワには、肌表面にできやすい小ジワや真皮まで深く到達した真皮ジワなどがあります。紫外線のダメージや肌の乾燥、表情のクセなど、シワができる原因はさまざまです。
シワができる前の対策・できた後の改善策としては、美容液などの保湿や紫外線対策、生活習慣などの見直しが挙げられます。また、シワ対策に有効な成分が含まれたジェルや美容液の活用も選択肢の一つです。
自分に合った方法を習慣にすることで、シワを改善してハリのある肌を手に入れましょう。